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1999.06.28. Upload.

"HAWKLORDS LIVE"
1992

hawklords live (griffin) hawklords live (dojo)

CD:GRIFFIN/GN03921-2 (Left)
CD:DOJO/DOJO CD 71 (Right)

1.25 Years / 2.Hi Rise
3.Death Trap / 4.Spirit Of The Age
5.Sonic Attack / 6.Over The Top



1978

Line-Up
Dave Brock (Guitar,Vocal)
Robert Calvert (Vocal)
Steve Swindels (Keyboards)
Harvey Bainbridge (Bass)
Martin Griffin (Drums)



本アルバムは'92年に GRIFFIN レ〜ベルよりリリ〜スされた、「HAWKLORDS」 名義のライブ盤です。ワタシゃ長いことカン違いしていたのですが、このアルバムってアナログ時代にはリリ〜スされていなかったのですね。スリ〜ブには手書きの (汚い文字で・・・ってヒトのこと言えませんが、スミマセン) ライナ〜が書かれておりまして、そこには 「ボブ・カルヴァ〜トに捧ぐ」 とあります。追悼ライブ盤だったのですね。また、メンバ〜構成もカン違いしておりまして、 昔のレビュゥ では、キ〜ボ〜ドが Paul Hayles となっておりましたが、Steve Swindels の間違いでした。お詫びして訂正致します。・・・って多分迷惑をこうむったヒトなど皆無でしょうけれど。

アルバムはシンセ (テ〜プかも) による SE で幕を開けます。途中で一瞬ブチッと途切れますが、当日途切れたワケではない様子。そしてブロック様のマシンガンカッティングで 1.「25 Years」 が始まります。この曲、スタジオバ〜ジョンは 「Hawklords 25 Years On」 に収録されていますが、未入手につき未聴。 「25 Years On 1977-1986」 には12インチシングルバ〜ジョンが収録されていますが、なんかもう目も当てられないというか・・・曲自体 「Silver Machine」 の焼き直しですし。ただし、このアルバムのライブバ〜ジョンはライブならではのラフさがあって結構カッコいいですね。この曲を含め、カリズマ時代のホ〜クスの曲って軒並みライブバ〜ジョンでカッコよくなってるんで、スタジオバ〜ジョンはオ〜バ〜プロデュ〜スあるいはアレンジ自体で損しているのかもしれません。

続く 2.「Hi Rise」 、オリジナルは 「P.X.R. 5」で、そちらもライブ録音なんですが、本アルバムのライブバ〜ジョンは若干テンポアップしています。その分無常感は薄れていますが、中々の好テイクではないでしょうか。3.「Death Trap」 もオリジナルは 「P.X.R. 5」 。そっちはスカスカのスタジオバ〜ジョンなのですが、こちらの方はライブならではのラフさ (しつこいですね) に加え、会場のホ〜ル・リバ〜ブも加わってやはりオリジナルより数段カッコよくなってます。う〜んホ〜クスって、やっぱりあんまりスタジオでアレンジこねくり回さない方が・・・。途中にブレイクを挟んだりしながら、結構長々と9分近くも演ってます。ブロック様にしては割と達者な (失礼!) ギタ〜ソロも入ってます。

何かのラジオ番組を思わせる SE に導かれて始まる 4.「Spirit Of The Age」 、「Quark; Strangeness And Charm」 収録のスタジオバ〜ジョンとの相違は他の曲と同じでクドくなりますので申し上げません。ブロック様にしては珍しく、ギタ〜にトレモロかけてますね。普通のアンプやエフェクタ〜のトレモロって三角波が多いんですけど、この曲のブロック様のトレモロ、盛大に矩形波ってます。ひょっとして VOX のトレモロ使ってたんでしょうか。そう思いたいですね〜ファン&所有者としては。あ。楽器バカ丸出しでスミマセン。興味無い方は読み飛ばして下さい。・・・ってもう読んだ後か。

5.「Sonic Attack」 は 「Space Ritual」 を始めとして様々なライブ盤で演奏されている曲 (というか SE+語り) です。後年かなりリアレンジされたスタジオバ〜ジョンが 「Sonic Attack」 のトップに収録されますが、本アルバムではオリジナルに忠実 (?) なライブバ〜ジョン。この曲、作詞がムアコックで、ライブではムアコック本人や、本人がゲスト参加していない時はほとんどの場合ニック様がヴォ〜カルを取っているのですが、本アルバムにはどちらも参加していないためカルヴァ〜トがヴォ〜カルを取っています。唯一のカルヴァ〜トヴォ〜カルテイクではないでしょうか。後半、いくらかバンド演奏も付け加えられていますね。ここでもブロック様のギタ〜ソロ炸裂!カルヴァ〜トにヴォ〜カルを任せてギタ〜に専念した甲斐があったか?まぁこちらは十年一日のソロですが (何度も失礼だっての) 。

ラストを飾る 6.「Over The Top」 は淡々としたワンコ〜ドのバンド演奏にやはりカルヴァ〜トの語りが絡む曲。「The Best Of Friends & Relations」 等、様々なコンピレ〜ションにも収録されています。ところでこの曲、実は "HAWKLORDS" の演奏ではなく、ブロック様が '77 年にホ〜クスと並行して結成した単発ライブバンド "SONIC ASSASINS" のライブテイクです。キ〜ボ〜ドも Steve Swindels ではなく Paul Hayles で、'77 年 12 月 23 日の録音とのこと。本アルバムのクレジットはこの曲を含め (というか全曲区別ナシ) "Recorded Live In 1978" との表記しか無いんですが、ウソついてんじゃね〜! ってカンジですね。まぁいいか。しかしこの曲、どうしていきなりこんなトコ (って失礼ですが) に収録されたんだろう・・・ナゾだ。5.「Sonic Attack」 までじゃあまりにも収録時間が短すぎるとか考えたんでしょうか。

あ。申し遅れましたが、本アルバムの収録曲は 6.「Over The Top」 を除き全てここだけテイクです。中にはテ〜プでも出回った曲もあるみたいですが、ワタシゃそこまでは追っかけきれませんのでご容赦を。CD ケ〜スの裏ジャケにはかなりキてるイラスト、インナ〜の裏表紙にはセピアカラ〜のグル〜プショットが印刷されています。このグル〜プショット、ブロック様がパイロットのヘッドギアにサングラス、白衣を着て片膝ついてガッツポ〜ズ (って言うのか?英国でも) を取っていたり、カルヴァ〜ト (なのか?このヒト) がネクタイ&ス〜ツにコ〜ト、ブ〜ツ履いて葉巻に帽子、片手に双眼鏡持って片手はこれまたガッツポ〜ズ、と、ワケ解らないながらもなんとも楽しいです。その他のメンツはベインブリッジとマ〜ティン・グリフィンは見分けがつくのですが、もう一人のキ〜ボ〜ディスト (?) が Steve Swindels なのか Paul Hayles なのかはよく解りません。参考文献 1.のソロアルバムコ〜ナ〜のジャケット写真から類推するに Steve Swindels (上半身どアップのジャケ写が載っています) だとは思うのですが・・・。尚、ワタシが入手したのは冒頭にも述べた通り GRIFFIN 盤で、ジャケットの 「THE HAWKLORDS LIVE」 の文字がピンク色になっていますが、DOJO 盤の方はこの文字が黄色になっているみたいですね。

2000.01.25. 追加
HAWKWIND DAZE 管理人 様よりその DOJO 盤のジャケ写を頂きましたので並べて掲載しておきました。文字の色だけじゃなくてバックの星 (白い点) の散らし方も違っているみたいですね。

ハッキリ言ってカルヴァ〜ト時代のアルバムなのであまり期待してなかったのですが、予想外の破壊力。そうでなくても 「ここだけテイク」 が大量なので、ファンとしては迷わず「買い」でしょう、やっぱり。カリズマ時代がしっくり来ない貴兄にも (何よりワタシ自身の事です) 食わず嫌いを恐れずに購入することをお勧めします。カネ返せ!と言われても責任持てませんが・・・。



昔のはこちらをどうぞ。


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