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1998.11.06. Upload.

"SONIC ATTACK"
1981

sonic attack

CD:EMERGENCY BROADCAST SYSTEM LTD/EBSCD 123
(with bonus track)

1.Sonic Attack / 2.Rocky Paths
3.Psychosonia / 4.Virgine Of The World
5.Angels Of Death / 6.Living On A Knife Edge
7.Coded Languages / 8.Disintegration
9.Streets Of Fear / 10.Lost Chances
11.Trans-Dimensional Man

Line-Up



RCA移籍第1弾。RCAでは「Sonic Attack」、「Church Of Hawkwind」、「Choose Your Masques」と3枚のアルバムをリリ〜スしたのですが、長い間CD化されず、「Church Of Hawkwind」が'94年頃、「Sonic Attack」と「Choose Your Masques」が'96年にようやくCD化されました。

'75年の「Warrior On The Edge Of Time」以来久々にマイケル・ムアコックがゲスト参加。何曲かの歌詞と、7.「Coded Languages」のヴォ〜カルを手がけています。曲のつなぎ方とかから察するに、コンセプトアルバムとも考えられます。それはそうと、今回はヴォ〜カルを大勢で担当してますね〜。ブロック様、ベインブリッジ、前述のムアコック、なんとギタ〜のラントンまでが2.「Rocky Paths」で唄っています。ブロック様なんか旧A面の最後の5.「Angels Of Death」まで出番がありません。絶不調のカリスマ時代を思い出して、ちょっと不安になったりしました。ま、旧B面はムアコックの7.「Coded Languages」以外全部ブロック様なので安心(?)しましたが。

2.「Rocky Paths」はラントン初のヴォ〜カルナンバ〜。作詞作曲も独りでやってます。威勢のいいロック・ナンバ〜って感じですね。この曲に限らず、この時期からホ〜クスのギタ〜がメインの曲は、徐々にハ〜ドロック色を強めていきます。専任のキ〜ボ〜ディストが不在なので仕方ない事ですが。4.「Virgine Of The World」はベインブリッジの単独クレジット作品。キ〜ボ〜ドやシンセサイザ〜がメインの美しい曲です。キ〜ボ〜ドはブロック様とベインブリッジが兼任している事を考えると、アレンジから何から全部自分でやったのではないでしょうか。才能あるじゃん、アンタ。だから気にするなよな、世間の評判なんか。ちなみにこの曲、ブロック様と共同クレジットになり、タイトルが「Experiment With Destiny」と変更されて、次作「Church Of Hawkwind」にも収録されています。そしてハイライトは何といっても続くブロック様の5.「Angels Of Death」でしょう。ふてぶてしいリフとヴォ〜カルがカッコいいです。この曲はブロック様自身も結構お気に入りの様で、結構いろんなライブ盤で演奏されています。

旧B面、ムアコックがヴォ〜カルをとる7.「Coded Languages」は、序盤は語りで後半唄になるんですが、そこのところで曲のインデックスが変わってしまいます。単なるマスタリングのミスですね。8.「Disintegration」と9.「Streets Of Fear」が1曲まとめて9曲目と表示されるので、ト〜タルの曲数はつじつまが合っていますが。ボ〜ナストラックの11.「Trans-Dimensional Man」は、アルバムからシングルカットされた5.「Angels Of Death」のB面曲です。多分ここでしか聴く事はできないと思います。

ブロック様、このアルバムの録音でシンセサイザ〜に開眼したのか、極めてエレクトロニクス色の濃い次作「Church Of Hawkwind」を翌'82年リリ〜スします。


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