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1998.10.30. Upload.

"QUARK; STRANGENESS AND CHARM"
1977

quark:strangeness and charm original jacket

CD:GRIFFIN MUSIC/GCDHA-162-2

1.Spirit Of The Age / 2.Damination Alley
3.Fable Of A Failed Race
4.Quark; Strangeness And Charm
5.Hassan I Sahba / 6.The Forge Of Vulcan
7.Days Of The Underground / 8.Iron Dream

Line-Up



カリスマレ〜ベル移籍第 2 弾。ワタシが購入したのは GRIFFIN 盤 (左) で、オリジナルジャケットとは違います。オリジナルジャケットを右に載せておきます。参考文献 1. からの引用の白黒写真でちょっとわかりにくいですが。

1999.06.20.追加
コンピレ〜ション盤 「The Ambient Anarchists」 のスリ〜ブに、総天然色のジャケ写が再現してありましたので差し替えました。


前作 「Astounding Sounds Amazing Music」 で愛想を尽かしたのか (?) 、ニック様が脱退。ベ〜スもポ〜ル・ルドルフが抜け、エイドリアン・ショウという人が加入しています。'76 〜 '78 年頃のホ〜クスの人脈は結構入り乱れていて、ベ〜ス、ドラム、キ〜ボ〜ドがコロコロ変わったり、「Sonic Assassins」 なる別バンドを組んでみたり (このバンドの音源は 「The Best Of Friends & Relations」 などで聴く事ができます) 、絶不調を象徴している様です。そんな乱脈人事の中に、後に長い事ベ〜ス / キ〜ボ〜ドを勤めるハ〜ベイ・ベインブリッジやドラムのマ〜ティン・グリフィンもいるのですが。ちなみにベインブリッジはアルバム 「Hawklords 25 Years On」 から、グリフィンはアルバム 「Sonic Attack」 から固定メンバ〜となります。

音の質感は相変わらずドライと言うかデッドです。曲調は前作の反省からか (?) 大分ホ〜クスらしさを取り戻しています。それでもタイトル曲の 4.「Quark; Strangeness And Charm」 なんかは 「そりゃないだろ、おい」 って軽さですけども。ヴォ〜カルは今回も全曲カルヴァ〜ト。何度か聴いてて思ったんですが、この人の声と唄い方って誰かに似てる・・・そうだ、ウルトラヴォックス時代のジョン・フォックスにそっくりです。ひょっとしてホ〜クスのアルバムだとは思わず、ウルトラヴォックスのアルバムだと思って聴いてみたらいいのでは?と思って実践してみたら、結構聴けました。ちなみにワタシゃ第 1 期ウルトラヴォックスも大好きです。ただ、ホ〜クスには求めている物が違うんですね。

1.「Spirit Of The Age」 は '80 年リリ〜スのライブ盤 「Live Seventy Nine」 やコンピレ〜ション盤の 「Acid Daze」「The Best Of Friends & Relations」 などでライブバ〜ジョンが聴けるんですが、やっぱりライブの方がいいですね。一発録りで音も演奏も荒いんですが、このアルバムのスタジオバ〜ジョンにはない 「勢い」 ってモンがあります。

5.「Hassan I Sahba」 は 「やればできるじゃん」 という感じの、これぞホ〜クス!的な曲。心持ちアレンジも重心が低い様に聞こえます。これはカルヴァ〜トと前作 「Astounding Sounds Amazing Music」 のベ〜シスト、ポ〜ル・ルドルフの共作。歌詞は・・・ 「ハッシッシ、ハッシッシ」 の連発です (おい) 。この曲は後に 「Assasins Of Allah」 とか 「Assassins」 とかに改題され、結構いろんなライブ盤で演奏されています。だからこの路線で行けばいいんですってば、ホ〜クス様。

6.「The Forge Of Vulcan」 は意外かもしれませんがホ〜クス初の、シンセサイザ〜のシ〜ケンス・フレ〜ズを土台とした曲。今までもシ〜ケンサ〜は使っていた様ですが、メインフレ〜ズに使う事はありませんでした。この曲はサイモン・ハウス様の仕業です。アルバムからシングルカットされた 4.「Quark; Strangeness And Charm」 のB面にもなっています。

前作 「Astounding Sounds Amazing Music」 よりはまだマシですが、やはり絶不調は絶不調。そしてバンドは翌 '78 年リリ〜スの次作 「Hawklords 25 Years On」 で最悪の結果を出す事に・・・なるらしいです (未聴です) 。



1999.12.09. 追加
参考文献 1. にはアナログ盤時代の本アルバムのドイツ盤にカラ〜スライドが 6 枚オマケに付いていた、と書いてあります。小川様からも 「ドイツ盤スライド付き LP はかなりレアですね」 との情報を頂いていたのですが、先日HAWKWIND DAZE 管理人 様が入手されたとのことなのでスキャン画像を送って頂いて掲載しました。参考文献 1. にはスライドとありますが、いわゆるスライド (枠付き) とは違って写真のフィルムみたいな形態で、下の掲載順に並んでいるそうです。尚、一番上の奴は縦にしてありますが、実際は他と同じく横倒しになっていたとのこと。

#1

#2

#3

#4

#5

#6

これらの写真は前作 「Astounding Sounds Amazing Music」 を受けての '76 年のツア〜の模様なのですが、いやはや、凄まじいステ〜ジセットですね。このセットは "Atomhenge" と呼ばれていたそうですが、「残念ながらそのあまりの巨大さゆえに 2/3 の会場しかフルセットを収容できなかった」 と参考文献 3. に書いてあります。"Atomhenge" というのは原子 (Atom) とスト〜ンヘンジ (Stonehenge) をかけ合わせた造語とのことです。4 つ目の写真はカリスマ時代のホ〜クスのコンピレ〜ション盤 「Tales From Atomhenge」 のジャケ写にも使用されていますね。

尚、ついでに付け加えておきますが、参考文献 3. によると '76 年のツア〜の最中からメンバ〜間のいざこざが表面化し、ニック様はツア〜終了の数週間後にクビになり、しばらくしてルドルフとアラン・パウエルがそれに続いたとのことです。クビだったのか〜、ニック様。うるうる。でもねぇブロック様、ニック様より先にリストラすべきヒトがいXXXXXXXXX(自粛) 。


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