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2002.06.09. Upload.

"LIVE IN NOTTINGHAM 1990"
2002

live in nottingham 1990

CD:HAWKWIND RECORDS - VOICEPRINT/HAWKVP12CD

Disc One
1.Karnac Intro / 2.Angels Of Death
3.Void Of Golden Light / 4.Ejection
5.Wings / 6.Out Of The Shadows
7.Snake Dance / 8.Night Of The Hawks
9.The 7th Star / 10.TV Suicide

Disc Two
1.Back In The Box / 2.Assassins Of Allah
3.Images / 4.Lives Of Great Men
5.Void Of Golden Light / 6.Out Of The Shadows
7.Snake Dance / 8.Night Of The Hawks
9.The 7th Star / 10.Back In The Box
11.Utopia / 12.Ejection
13.Damnation Alley Pt.1
14.Your Secret's Safe With Me
15.Damnation Alley Pt.2



1990

Line-Up
Dave Brock (Guitar,Vocal,Synths)
Bridgete Wishart (Vocal)
Harvey Bainbridge (Synths,Vocal)
Alan Davey (Bass,Vocal)
Richard Chadwick (Drums)

Simon House (Violine : Disc Two Track 4-15)



2002 年、Voiceprint からリリ〜スされた 2 枚組ライブアルバム。内容は Disc One と Disc Two の 3.「Images」 までが未発表ライブ音源、Disc Two の残りの曲が既発のライブヴィデオ 「Live Legend」 と同じ、というものです。「Live Legend」 は '90 年 1 月 25 日、Nottingham Lenton Lane Studio での収録ですが、'90 年にはこの日の以外にも 10 月 16 日に Nottingham Rock City にてライブが行われており、タイトルからすると前半の未発表音源は多分この日のモノでは無いでしょうか。今は亡き (?) ファンサイト、"Sonique's Hawkwind" のライブブ〜トテ〜プの収録曲目デ〜タでセットリストを確認してみてもやはりこの日の演奏曲目は本アルバム前半と同じですね。まぁでもこの年の後半のライブのセットリストは基本的にほとんど全部一緒 (ホ〜クスにしては珍しい?) なのですが・・・。尚、余談ですがその "Sonique's Hawkwind"、先程も書いた通りいつの間にか消滅 (?) してしまったみたいなんですよね。ワタシゃこんなコトもあろうかと (?) ライブデ〜タとか上記のセットリストデ〜タなどをロ〜カルに保存しておいたんですが、ウ〜ム、やはりいつまでもあると思うな Web サイト。いや、ウチはなるべく消滅しない様に努力するつもりでおりますが・・・っていきなり余談が長くてスミマセン。

今回のレビュゥを作るに当たりアレコレと調べていて気付いたんですが、ホ〜クスって '90 年のライブを収録したアルバムが異常に (?) 多いですね。しかも DEMI-MONDE の悪行によるダブりモン乱発の初期ライブ音源とは違い、一部を除いて全て別音源です。せっかくなので (?) ライブ日程順に整理すると、まず年明け一発目の 1 月 25 日のライブが本アルバムの後半、6 月 23 〜 24日 (多分 24 日早朝と思われる) のグラストンバリ〜でのライブが 「Glastonbury 1990」、上述の通り 10 月 16 日のライブが本アルバムの前半、翌 11 月 5 日の Leicester De Montfort Hall でのライヴが 「Live In Space」、そして海を渡って US 横断ツア〜の後半、12 月16 日の Oakland Omni でのライブが 「California Brainstorm」、といった感じです。また、収録日は不明ですが London と LA 公演からピックアップされたという 「Palace Springs」 もありますね。

さて、話を戻して本アルバムのメンツは、ハナシが前後して申し訳無いのですがライブ日程順に記させて頂きますとアルバム後半の 1 月 25 日のライブがブロック様、ディヴィ、ベインブリッジ、チャドウィックに加え、'89 年暮れの UK ツア〜辺りからバンドに舞い戻っていたハウス様、そしてこの時点ではまだゲスト参加だったブリジット・ウィシャ〜トの 6 人編成。ハウス様はこのライブ (というか 「Live Legend」 のヴィデオ収録) の後に再びバンドを離れ、代りに (?) ウィシャ〜トがホ〜クス史上初の女性ヴォ〜カリストとしてフルタイム参加し、本アルバム前半の 10 月 16 日のブロック様・ディヴィ・ベインブリッジ・チャドウィック・ウィシャ〜トという 5 人編成となるワケですね。尚、この時期のスタジオアルバムは 「Space Bandits」 で、ハウス様もウィシャ〜トも参加しています。



アルバムは 1.「Karnac Intro」 でスタ〜ト。この曲はタイトルこそ違っていますが 「Space Bandits」 に収録の 「Realms」 ですね。上述の "Sonique's Hawkwind" のセットリストにもしっかりそう書いてありましたし。ちなみにこの曲、「Space Bandits」 のクレジットに作曲者のディヴィの他に "Dukes Lysergic Orchestra" とありますが、コレは多分 "Al Chemical" ことディヴィの変名と思われます・・・ってイキナリ脱線でスミマセン。途中からチャドウィックのハイハットが絡み、ブロック様のマシンガンカッティングも加わってそのまま次の 2.「Angels Of Death」 になだれ込みます。ちなみにココでいきなりお約束 (?) のインデックスエラ〜があり、1 曲目表示のまま 2.「Angels Of Death」 に移行、曲の途中でやっと間違いに気付いたのか (?) インデックスが切り替わっていますね。やり直せよな〜、まだ始まったばっかなんだからさぁ。あ、また脱線だ。えぇと、そんなエラ〜はお構いなしに (てりめ〜だ) この 2.「Angels Of Death」、相変わらずカッコよろしいですね。中間部のちょっと長目のインプロパ〜トもアソびまくっていて Good。インテンポで左右にタップディレイがかけられたブロック様のヴォ〜カルもオモロいです。そして曲はさらにそのまま 3.「Void Of Golden Light」 に突入。この曲って当時はウィシャ〜トがヴォ〜カルを取るコトが多かったと思うんですが、ココでは珍しく (?) ブロック様が唄ってますね。いや、カンゲ〜しますケド。曲の後半は 「California Brainstorm」 でそのものズバリ (?) 「Void's End」 とのタイトルが与えられていたインストになります。ブロック様の弾く、最小限のテクニックで最大限の効果を上げるギタ〜 (なんじゃそれは・・・っつうかシツレ〜だっての) がイイ味を出してますね。

少し間を置いてブロック様の "Good evening, one and all !" (←校正希望) という MC が入り、次の 4.「Ejection」 がスタ〜ト。冒頭にはこの曲ではお約束 (?) の 「Starflight」 (元ネタはカルヴァ〜トのソロアルバム 「Captain Lockheed And The Starfighters」 に収録の 「Ground Control To Pilot」 ) も演ってます。とはいえ喋りの内容はオリジナルとはかなり違っており、ウィシャ〜トが独りで喋っていますが・・・コレは 「California Brainstorm」 でも同じでしたね。っつうか上でもちょっと書きましたがこの日のライブ以降しばらくはホ〜クスのライブのセットリスト自体が基本的に同じになっているみたいなんですが。この曲も中間部に長〜いインプロパ〜トを設け、ト〜タルで延々 10 分以上演っています。ホワイトノイズ使いまくりですがベインブリッジさん、MOOG THE SOURCE だとデジタルノイズジェネレ〜タのル〜プのつなぎ目が目立って苦労しませんか?・・・っつうかジュピ 8 でやってんのかなコレ。あ、機材オタ全開でスミマセン。少し間を置いてからシンセによる鳥の声の SE といかにもデジタルっぽいインダストリアルパ〜カッションノイズ (←なんつ〜懐かしいコトバ) に導かれて 5.「Wings」 が始まります。この曲、地味な曲なんですがその独特の浮遊感が個人的にはかなり気に入っていた曲なので、こうして初めて (だよな) ライブバ〜ジョンが収録されたのに拍手。ベインブリッジとブロック様のどちらが担当していたのかは解りませんが、冒頭はちゃんと (?) 小鳥のさえずりだったシンセの SE が途中からフィルタ〜レゾ発振のノイズモジュになってしまったりする辺りがご愛嬌 (?)。エンディングはやはり地味に (?) ホワイトノイズとレゾナントフィルタ〜スウィ〜プによる風の音で締めています。

再び少し間を置いて 6.「Out Of The Shadows」 がスタ〜ト。ブロック様の持ってけドロボ〜的な豪快なヴォ〜カル (なんじゃそれ) がメチャカッコいいですね。中間部の単純ながら鬼気迫る雰囲気のブロック様のギタ〜も Good です。続く 7.「Snake Dance」 はベインブリッジの曲で、レッドスネ〜クカモン的なブロック様のギタ〜フレ〜ズ (だからなんだっつうのそれは) が印象的。「California Brainstorm」 では "Eons" というタイトルになっていましたね。ちなみにスタジオバ〜ジョンはベインブリッジ脱退後のアルバム 「Electric Tepee」 に収録されています。尚この曲はライブでは前の 6.「Out Of The Shadows」 から続けて演奏されるのが当時の常 (?) だったと思うんですが、ココではナゼか曲の途中からブチッと切り替わっていますね。大元のテ〜プに何か事故でもあったんでしょうか。そしてこちらはライブ通りのメドレ〜演奏で次の 8.「Night Of The Hawks」 に突入。「Mighty Hawkwind Classics」 等に収録されたオリジナルバ〜ジョンは粗削りというか無骨な (?) アレンジでしたが (っつうか演りっ放しの録りっ放しというハナシも)、この頃になるとベインブリッジのコ〜ラス系シンセなんかも入ってかなりスペイシ〜なアレンジになっていますね。9.「The 7th Star」 はこの 8.「Night Of The Hawks」 のエンディングのインスト部にウィシャ〜ト (やっと出て来たんだな、そう云えば) がちょろっとヴォ〜カルを乗せると云った感じで、完全に独立した新曲 (?) というワケではありません。この時期のライブではこれら 6.「Out Of The Shadows」 〜 9.「The 7th Star」 という流れが定番進行 (?) だったみたいですね。

続く 10.「TV Suicide」 はベインブリッジ博士 (?) の曲。イントロでは当時博士がホ〜クスに導入した新兵器 (?)、サンプラ〜を使いまくっていますね。時計の音とか、あと英語が解らないんでアレなんですが、歌詞の内容に促した (?) TV 番組の音声なんかも多分テ〜プではなくてサンプラ〜なのでは。ちなみに当時のベインブリッジのライブセットは鍵盤 3 段積みで、一番上が上述の MOOG THE SOURCE 、真ん中がロ〜ランドの JUPITER-8、一番下はイマイチ不明ですが 61Key の MIDI 鍵盤となっており、デジタルっぽいシンセ音やサンプラ〜などはこの一番下の MIDI 鍵盤で演奏していたみたいですね。尚、CD の収録時間の関係からか曲の途中で突然 Disc One は終了、エンディングは Disc Two の 1.「Back In The Box」 の冒頭部分に収録されています。その 1.「Back In The Box」 はウィシャ〜トとベインブリッジの寸劇形式 (?) の曲。ココではベインブリッジ博士が大爆発してますね。この曲はゼヒ 「Live Legend」 バ〜ジョンの映像を見て頂きたいんですが、マイク片手に喋りまくる目つきのアヤしいほとんどアブないをぢさんと化してます。後半は 「Levitation」 のタイトルトラック 「Levitation」 の中間部のフレ〜ズが入り、そのまま 「Levitation」 になるのかと思いきや、意表を付いて (?) 2.「Assassins Of Allah」 に突入。説明無用の 「はっしっし」 ですね。この曲、現在でもライブでは必ずといっていい程演奏されるホ〜クスのライブクラシックスなんですが、まさかココまで唄い継がれるコトになろうとは故・カルヴァ〜トもポ〜ル・ルドルフ (生きてるか、こっちは) も当時予想だにしなかったでしょう、きっと。ディヴィのちょっとデスらせた (なんじゃそれ) ヴォ〜カルがいかがわしくて Good。しばらく間を置いてシンセのランダムノ〜トが流れ、チャドウィックのカウントで続く 3.「Images」 がスタ〜ト。ウィシャ〜トがリ〜ドヴォ〜カルを取る、「Space Bandits」 の冒頭を飾ったノリのいいプログレハ〜ド (死語か?) 的な曲ですね。この曲も個人的に結構気に入っているので、ライブバ〜ジョン収録に拍手。例の中間部のブレイク後に切り込んでくる辺りはライブでハズすコトの無い様に (?) ブロック様のギタ〜のカッティングから入りますが、それでも充分カッコいいですね。この曲で 10 月 16 日のライブテイクは終了。ホントはこの後に 「Reefer Madness」 も演ったみたいですが本アルバムには未収録です。まぁ何度も書いているようにこの頃のライブセットは毎回ほとんど同じだったみたいですので、ど〜しても聴きたいという方は 「California Brainstorm」 でお茶を濁す (?) っつ〜テもアリではないでしょうか。

さてココから先は冒頭でも述べた通りライブヴィデオの 「Live Legend」 と同内容の単なるサウンドトラック (?) になります。曲目も本アルバムの前半とダブる部分が多くなりますのでコレ以降は特記事項以外はサラっと流して行きましょう。いや、手抜きしようってワケじゃ無いんですが。

シンセのシ〜ケンスと SE、そしてこちらには参加しているハウス様のヴァイオリンが流れ、ディヴィのブッといベ〜スのイントロで 4.「Lives Of Great Men」 がスタ〜ト。この曲は名盤
「Warrior On The Edge Of Time」 に収録されている 「Assault And Battery Part I」 のタイトル違い。続く 5.「Void Of Golden Light」 も同様に 「Warrior On The Edge Of Time」 に収録の 「The Golden Void Part II」 ですね。この辺のタイトルはヴィデオの 「Live Legend」 に従っているのだと思われます。尚、上でも触れましたが、こちらの 5.「Void Of Golden Light」 では冒頭でブロック様ではなくウィシャ〜トがリ〜ドヴォ〜カルを取っています。余談ですがワタシゃ初めてこのヴィデオを観た時、競泳用の水着とゴ〜グル着けてグリコのカッコで (?) 登場したウィシャ〜トにド肝を抜かれたと云うか、「ななななんじゃこのオンナわ」 と恐れおののいた (?) 覚えがあります。しかもダンサ〜とかだったらまだしもリ〜ドヴォ〜カル取ってるし、エンディングではナゼか体育座り (?) するし・・・あ、ヴィデオ観て無いとナニが何だかワケワカですね、スミマセン。

6.「Out Of The Shadows」、7.「Snake Dance」、8.「Night Of The Hawks」、9.「The 7th Star」 はアルバム前半に収録されているものと同様メドレ〜演奏。アレンジもそう大差無いんですが、やはりハウス様のヴァイオリンが入っているだけあってビシっと一本スジが通っているというかテンションが上がっている印象を受けますね。いや、決してハウス様抜きだとダレダレのズルズルになると云ってるワケでは無いんですケド。そのハウス様、7.「Snake Dance」 ではお得意の (?) ワウをカマしたヴァイオリンソロも披露しており、そのヌメヌメ感 (なんじゃそれ) がなんともタマリマセン。また、ハナシは前後しますが 6.「Out Of The Shadows」 のエンディングでは 「Weird Tapes 2 - Hawkwind Live / Hawklords Studio」 等に収録された 「Time Of...」 のエンディングにちょろっと弾いていたギタ〜リフが顔を出しますね。そうか、ココでも演ってたんだな〜コレ。10.「Back In The Box」 はこのディスクの 1 曲目に収録された 10 月 16 日のテイクよりもさらにベインブリッジ博士が暴走してますね。ヴィデオ撮影のためもあったんでしょうか、例のいかがわしいナレ〜ションが益々エスカレ〜トしています。ウィシャ〜トもカン高い声で叫びまくってますし、あまり大音量で聴いていると近隣住民のミナサマから人格を疑われかねませんのでご注意。そしてそのベインブリッジ博士の 「Utopia〜!」 という雄叫び (?) で 11.「Utopia」 に突入。この曲、ホンの 2 分程度しか演っていないんですが、途中でブロック様が見せるラブリ〜な笑顔は全てのファン必見! いや、またしてもヴィデオのハナシになってしまって申し訳無いんですが、マジで背筋に電撃全身鳥肌、思わず座りション○ン漏らしソ〜になるんですよねコレ。とにかく女房を質に入れてもヴィデオを観て頂きたいです、ハイ・・・って別に女房質に入れなくてもその位買えるっつうかそもそも女房を入れられる質屋なんて無いっすねきっと。尚、この曲のエンディングにはちょっとだけ 「Hawkwind」 収録の 「Paranoia Part 2」 のフレ〜ズが入ります。

12.「Ejection」 は当日のライブではやはり冒頭に 「Starflight」 を演ったみたいですが、ココではカットされています (コレはヴィデオも同様)。途中 3'33" 辺りから入るスライドギタ〜っぽい SE はホ〜クスのライブを聴いているとちょくちょく出現するんですが、ヴィデオを観ていたらブロック様がボウイング (弓弾き) 奏法で演っているのだと判明しました。弓っつってもジミ〜ペイジみたくモノホンのヴィヲロンのヤツを使ってるワケでは無く、貝印のカミソリみたいな大きさと形のヤツ (←持ってねぇって、そんなモン) を使ってますね。あと余談ですが、ブロック様のギタ〜って指板に一切ポジションマ〜クが無いんですよね。その代わり (?) ネック裏の数箇所 (多分 3、5、7、12 フレットみたいなよく使うポジション) にテ〜プを貼っているみたいです。まぁホ〜クスのステ〜ジがメチャ暗い (物理的 (?) な照明の強さのハナシですケド) のは有名ですので、なまじポジションマ〜クなんか入ってるよりはこの方が実用的なのかも知れませんね。いや、実はワタシも若かりし頃 (?) コイツ でライブを演った時実感した覚えがありまして。13.「Damnation Alley Pt.1」、14.「Your Secret's Safe With Me」、15.「Damnation Alley Pt.2」 はメドレ〜演奏・・・っつうか 「Damnation Alley」 の中間部に 14.「Your Secret's Safe With Me」 を演っている、といった構成になっています。その 14.「Your Secret's Safe With Me」 と云うのは当時全てのホ〜クスファンをキョ〜フのドン底に突き落とした (っつうかオレだけか?) あのレゲェナンバ〜で、ココではウィシャ〜トがヴォ〜カルを取っています。ブロック様のボウイング奏法はココでも聴けますね。あと、この曲の冒頭のオルガンっぽいキ〜ボ〜ドのバッキングもブロック様で、その時のお姿は本アルバムのインサ〜トの写真でも確認できます。曲は再び 15.「Damnation Alley Pt.2」 に戻り、演奏終了後に観客の声がフェ〜ドアウトして本アルバムもめでたく終了となります。

当日はこの後にも 「Assassins Of Allah」、「Wind Of Change」、「Assault And Battery Part I / The Golden Void Part II」 (←またかよ、おい) なんかも演ったみたいですが、本アルバムではカットされています。また、オリジナルバ〜ジョンのヴィデオ 「Live Legend」 にはかろうじて (?) 「Wind Of Change」 が収録されていたんですが、最近リリ〜スされた DVD バ〜ジョンの 「Live Legend」 ではしっかり (?) カットされているみたいですね。なんでだろう・・・この辺の曲の版権って多分あの天下の大 EMI 様が握っているんだと思いますが、お許しが出なかったのかな・・・意外とケツの穴が小さいっすね、天下の大 EMI サマともあろうお方にしては。いや、単なる憶測ですケド。



2 枚組っつ〜コトで長々と駄文をタレ流してしまい申し訳有りませんでした&お付き合い頂いた方、お疲れサマでした。ケ〜スはきょうびの 2 枚組と云えばすっかりコレ、のスリムケ〜ス。っつうか今となってはお〜ムカシのあのブ厚い 2 枚組ケ〜スが逆に懐かしくもありますね。インサ〜トは 8 ペ〜ジのブックレットになっており、曲目やメンバ〜クレジット、当時のステ〜ジショットが載っています。ステ〜ジショットはヴィデオ 「Live Legend」 からの抜粋なんですが、上でも書いた Disc Two の 14.「Your Secret's Safe With Me」 で鍵盤を弾くブロック様や 「Back In The Box」 でアブね〜おっさんと化したベインブリッジ、相変わらずおっかね〜カオしてヴィヲロン弾くハウス様 (右手のサポ〜タ〜 (?) はナゼ・・・?)、機材ヲタにはベインブリッジのキ〜ボ〜ドセットのどアップなどとそれなりに楽しめます。また、「Live Legend」 撮影時のエピソ〜ドなんかも載っていてなかなか興味深いですね。それによるとなんでもこのヴィデオ作品は TV 放映を目的としたモノで、視聴者に 「なんか見せるモンが無いとアカン」 っつ〜コトで通常のホ〜クスのライブにはあるまじき (?) 照明の明るさだったのだとか。そのせいで当日はホ〜クスお抱え (?) のライティングチ〜ムのプロジェクタ〜が全く効果を発揮できず、後日撮影した上でヴィデオ全編に渡ってオ〜バ〜ダブ (って云い方するのか? 映像も) された、とかって書いてあります。なる程な〜、そういやホ〜クスの他のヴィデオ作品と比べてミョ〜に絵ヅラが明るく、メンバ〜のお姿がよく見えますよねこの 「Live Legend」 って。ほとんど 「ヤングミュ〜ジックショ〜」 (←知ってますか) みて〜だなコレは、とかって思ってたんですが、そ〜ゆ〜ワケだったのか。ところでこのヴィデオ、最後に流れるクレジットのテロップに "Set Design : David Allen" ってのがありますケド、まさかあのヒトなんでしょ〜か。ってまたしてもヴィデオのレビュゥになってしまってスミマセン。

「Live Legend」 のサントラ部分はまぁ当然ですが、前半の 10 月 16 日のライブテイクもボ〜ド録り、しかもマルチで録ってミックスダウンしたとおぼしき高いサウンドクォリティです。また、「Wings」 等このアルバムでしか聴くコトのできないライブ音源もありますので、「Live Legend」 を既にお持ちの方でも充分 GET する価値はあるのではないでしょうか (←なんかヘンな云い回しですね、よく見ると・・・)。いや、わざわざこんなコト云わなくても 「Live Legend」 を GET されるような方でしたら黙って GET する、あるいは既に GET されていると思いますケド。リリ〜ス元の Voiceprint は天下の大 ○MI 様なんかと比べると弱小ではあるもののこの様な貴重な音源をリリ〜スしてくれる良心的なレ〜ベルなんですが、いかんせんプレス数が少なく、また再プレスもあまりおやりあそばされないみたいですので (なんじゃそれ)、「この次でイイや」 などと悠長なコトは云わずに見かけたら即 GET、というのが正しい姿 (?) なのでは。いつまでも・あると思うなホ〜クスの新譜。いや、コレは何も今に始まったコトじゃ無いんですケド。


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