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1998.10.04. Upload.

"LEVITATION"
1980

levitation

CD:CASTLE COMMUNICATIONS/TFO 17/1
CD:GRIFFIN MUSIC/GCD230-2

1.Levitation / 2.Motorway City
3.Psychosis / 4.World Of Tiers
5.Purelude / 6.Who's Gonna Win The War
7.Space Chase / 8.The Fifth Second Of Forever
9.Dust Of Time
10.Nuclear Toy (GRIFFIN CD ONLY)

Line-Up



ブロンズレ〜ベル移籍第2弾にして同レ〜ベルでの最終作。解説によると、「デジタルレコ〜ディングテクノロジ〜を使用して録音された最初期のロック・アルバムのひとつ」 なんだそうです。なんでまたホ〜クスが?って気はしますけれど。

そしてドラマ〜になんとあの 「Cream」 の極悪ヅラオヤジ、ジンジャ〜・ベイカ〜御大が加入。あ・・・あの、ワタシゃ 「Cream」 についちゃよく知らないんですけど、「上手い」 んですよね?このヒトって。なんかホ〜クスなんかにゃオ〜バ〜スペック、って気がしますが・・・ともあれ、前作から参加したメンバ〜含め、ホ〜クス史上演奏力の面では 最高のメンツが揃ったコトになります。ま、ホ〜クスにとっちゃあんまり意味がないような気もするし、事実そんなに大した超絶プレイはしてませんけど。そもそもそんなコトしたって仕方ないというハナシも・・・あ、ゴメンナサイ・・・

デジタル録音で音質はクリアなんですが、初期のデジタル録音にありがちな、悪く言えばペラペラな音です。アナログテ〜プのテ〜プコンプレッションの重要さが認識されていなかった時代の産物ですね。迫力に欠ける、とお思いの方は、真空管コンプレッサ〜でもカマして聴いてみてはいかがでしょう。

曲はいいです。さすがに黄金期には及びませんが。のっけからホ〜クス節の 1.「Levitation」 や広がり感のある 2.「Motorway City」 、ホ〜クスお得意のドスのきいた (音質はペラペラですが) 6.「Who's Gonna Win The War」 では、ブロック様の「諸行無常ヴォ〜カル」 も聴く事ができます。久々にアコ〜スティックギタ〜を使った 8.「The Fifth Second Of Forever」 もしっとりしていて○。

4.「World Of Tiers」 はリ〜ドギタ〜のラントンとベ〜スのベインブリッジの作曲によるインスト、7.「Space Chase」 はラントン単独作のインストです。こういうマネはブロック様には無理でしょう。あ。バカにしてるワケじゃないですよ。ヒトにはそれぞれ向き不向きがある、と言うことです。逆に 「ギタ〜の虫」 (失礼) のラントンには 1.「Levitation」 や 6.「Who's Gonna Win The War」 なんかは無理でしょう。つまりそういうコトです。ティム・ブレイクのキ〜ボ〜ドはホ〜クスにしちゃ 「弾きまくり」 の感が強いですが、SYNTHI-A の SE など、「ホ〜クスの伝統」 (?) はキッチリ押さえてくれていて好感度大です。

このアルバムのリリ〜スを受けた 「Levitation ツア〜」 の後、ベイカ〜とブレイクが脱退。なんかプレスに 「世界最悪のベ〜スプレイヤ〜 (ベインブリッジのコトです) が世界最高のドラマ〜をクビにした」 とか言われたみたいですけど。気にすんなよ、ベインブリッジ。アンタはこれからもいいシゴトするんだから。バンドは鍵盤系をブロック様とベインブリッジが兼任、ドラムに 「Hawklords」 時代一時期サイモン・キングの代役を勤めていたマ〜ティン・グリフィンを迎え、レ〜ベルを大手の RCA に移して翌 '81 年、次作 「Sonic Attack」 をリリ〜スします。



1999.09.09.追加
本アルバムの GRIFFIN 盤には、アルバム発売当時のシングル 「Who's Gonna Win The War / Nuclear Toy」 から 10.「Nuclear Toy」 がボ〜ナス収録されています。その 1 曲聴きたさに探し回り、つい最近HAWKWIND DAZE 管理人 様に代理 GET して頂きました。いきがかり上 (?) 、CASTLE 盤のカップリングの片割れである 「Live Seventy Nine」 も、ボ〜ナストラック無しにも関わらず GRIFFIN 盤を GET してしまいましたケド・・・って単なるアホですね。あ。ハナシが逸れた。ええと、「Nuclear Toy」 ですが、ヴォコ〜ダ〜ヴォイスが印象的な 2 コ〜ドの小曲です。後半にラントンの弾きまくりギタ〜ソロが入りますが、あっという間にフェ〜ドアウト。こちらのペ〜ジによると、この曲が 「Church Of Hawkwind」 (2) に収録の 「Nuclear Drive」 のベ〜スになった、というコトですが、似てるかなぁ・・・あんまり似てないと思うんですが・・・。


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