Digital Video Disc
SHELLSHOCK - HLDVD15 (2015)
2013年のDREAMリリース後のツアー、11月2日のロンドンでのギグを収録した映像作品。プロショットですが画質は今ひとつ、音質はサウンドボードからのもので良好。5.1サラウンドモードもあり、擬似サラウンドではなくきちんと割り振られています。
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ギグの動画はYoutubeで観れますが、大きな画面でステージの様子を通して観る方がやっぱり良いですね。ステージ下手はベインブリッジ、そしてリチャーズ、センターにトゥリー、後方にピアース、上手はショウ。ロンドンのブッシュ・ホールは、こじんまりとしたステージのため各メンバーが近い距離で演奏しています。トゥリーは変わりなくスリム、リチャーズも少し老けましたが以前とほとんど変わらない風貌。ショウは数年前の黒髪から完全な白髪になっています。
新生ホウクローズのファーストアルバムWE ARE ONEとセカンドのDREAMからの選曲にホークスナンバーというセトリ。ピアースとショウによる安定したリズムに達者なギタリスト、リチャーズの演奏ですので、タイトでキレのいいスペースロックとなっており、アルバムDREAMで切り開いた方向性がステージでも再現されています。WE ARE ONEの楽曲もアレンジされ、違和感なく溶け込んでいます。
Master Of The Universe 顔にペイントを施したトゥリーがリードボーカル。リチャーズのギターソロがフィーチャーされます。全体にスマートでベタさのない演奏。
Time Split Vision アルバムWE ARE ONEから。ここでもリチャーズのギターが要。
Elemental Mind アルバムDREAMからのスペイシーかつ流麗な曲、新生ホウクローズらしい面が出ています。ベインブリッジのキーボードの浮遊感が素晴らしい。
Dream Worker リチャーズによる語りから、少しアレンジされていますがあの独特のリフ。そして久々のベインブリッジの語り。トゥリーも朗読に参加。
D.N.A. アルバムDREAMの1曲。トゥリーがリードボーカルのバラード。
Uncle Sam's On Mars おなじみホークス曲。シンセによる長めのイントロからおもむろにリズムが入りますが、原曲よりだいぶテンポを落としたアレンジ。
We Are One 同題アルバムから。リフを中心としたアップテンポのハードロックですが、ベインブリッジのストリングスシンセを加えてスペイシー感を加味。
I.D. Man ポップなロケンロール。DREAMから。
Machine Embrace リチャーズの朗読曲。
Robot カルバート期の名曲。間奏はリチャーズのギターソロ。
Thin Blue Meniscus 電子音をバックにしたリチャーズの朗読。
I Am The Wind WE ARE ONE収録曲。作詞や朗読でアルバムにゲスト参加しているジョン・クロウの朗読。
Flight 同じくWE ARE ONEから。重厚なシンセパッドをバックにしたミディアムテンポのバラードインスト。
Dream A Dream アルバムDREAMのオープナー曲。前曲からの流れでムーディーに進行、後半は激しく展開。
Damnation Alley これもカルバート期の曲で原曲のイメージのままプレイされ終幕となります。
・Hawklords 2013年リリースのCD「DREAM」のレビュー
HAWKLORDS ディスコグラフィ
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2019/12/08 update