Compact Disc
SHELLSHOCK - HAWKLORDS 0912 (2012)
バーニー・バブルス・メモリアル・ベネフィット・コンサートで一堂に会したホークスメンがパーマネントなグループとしてHAWKLORDSを始動。そのファーストアルバム。メンバーは元祖HAWKLORDSの二人、ハーヴィ・ベインブリッジ(Key/Vo)、スティーヴ・スインデルス(Key)、QUARK STRANGENESS & CHARMに参加していたエイドリアン・ショウ(B/Syn)の70年代組。ジェリー・リチャーズ(G/Vo/Syn)、ロン・トゥリー(Vo/Ac-G/Osc)の90年代組。そしてドラムはTHE BEVIS FRONDに参加していたデイヴ・ピアースといった布陣。プロデュースはショウとリチャーズ。ミックスもショウということで、プロダクションにおいてはショウの関与が大きいアルバムです。マスタリングはハーヴィの息子であるマット・ベインブリッジ。数曲の作詞と朗読にジョン・クロウという人が参加。
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アルバムの印象はベタなハードロックに電子音を加えた曲が中心でホークスのテイストを感じさせるもの。リチャーズとトゥリーの書いた曲が多いので90年代のDISTANT HORIZONSのハードロック曲のニュアンスに近いです。本家ホークウインドはデイヴ・ブロックという希代のメロディ・メイカーがいるのでそれと比較するのは厳しいですが、際立ったメロディがあまりなくその点で印象は薄い。ベインブリッジが参加していますが、スインデルスに遠慮しているのかあまり彼らしさが出ていないのも要因かも。しかし演奏は全体にアグレッシヴで勢いはあります。
以下、印象的な曲。
The Ancient OnesでのSpirit Of The Ageを思わせるような流麗なムードはホークス直系らしい出来。
Sun Childはアコギを使ったフォークロックにシタールやフルートなどがサイケ調を醸し出すオリジナリティのある曲。
Flight パッド系シンセのメローなコード進行によるインスト。キーボード主体で美しく儚い曲。
Digial Age リチャーズによるロックンロール。ファズシンセが印象的。このアルバムリリース後、やはりと言うかスインデルスが離脱します。
HAWKLORDS ディスコグラフィ
ホークウインド関連アーティスト
2019/12/08 update