Compact Disc
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ATOMHENGE - ATOMCD1028 (2011)
ジュエルケース、ブックレット。
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97年にEBSからリリースされたアルバム。96年にライブアルバムLOVE IN SPACEをリリース後、デイヴィが一時期抜け戻ったりしていましたが、97年になるとデイヴィは完全に脱退、このアルバムはブロック、チャドウィック、トゥリー、リチャーズの4人で制作されました。当時ブロックがハワイの火山を見たりして大地のエネルギーや野性的なリズムに関心があった時期で、その指向に沿うようなムードに変化。オープナーのタイトルナンバーはシンセの反復リズムにゲストのキャプテン・リズのラップボイスがかぶってくるあたり、従来のホークウインドになかった世界。続くPhetamine Street、アグレッシブなリズムが強調されていますが、音の感触がデッド。これらに代表されるように全体に普段とは異なったムード。曲間に挿入される波の音、いつになく郷愁感のあるメローな楽曲(Kauai)、ゆったりとしたアレンジのLove In Spaceなどは南のリゾートで聴くホークスという感じも。
Atomhengeリリースに伴って初出曲を含むボートラを収録。Archaicはリチャーズのハードなギタープレイをフューチャーした7分近い未発表曲。
Kauai (Alternate Take)、タイトルは本編のそれですが、全く別の曲にようなプリミティブなリズムが続き、その後本編と同じシンセのメローな演奏が現れます。
Morpheusは同題曲がブロックのソロMEMOS AND DEMOSに収録されていますが、その別ミックスバージョン。
アルバムリリース後、ステージはブロック、チャドウィック、トゥリー、リチャーズ、黒人シンガーのキャプテン・リズ、キーボードのクラム(ブロックのソロプロジェクトAGENTS OF CHAOSに参加経験あり)となっていました。ライナーはマルコム・ドーム。
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2018/04/10 update