ホークウィンド・デイズ・コラム
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2020年6月13日
HARALD GROSSKOPF / SYNTHESIST -40th Anniversary Edition
BUREAU B – BB338 (2020)
2CD、紙ジャケット、3面見開き。
アナログシンセサイザーを駆使したジャーマン・エレクトロの名盤は数々ありますが、ドラマーによるシンセ作品という点では、巨匠クラウス・シュルツも最初はドラマーだったことを思い出します。ハラルド・グラスコフは、シュルツの70年代後期の傑作群やマニュエル・ゲッチングのアシュラでのシンセシークェンスと共演するシャープなスティックさばきが印象的な名手。その彼が80年にリリースしたソロアルバム「シンセシスト」は名盤とされ何度かリマスターされてきましたが、今回は40周年記念盤としてオリジナルマスターテープからのマスタリング、ボーナスディスクを加えてのリリースとなりました。
SKYレコーズの初回アナログ盤は所有してたのですが、ボーナスディスクに収録されている他のアーティストがリミックスした各曲も聴いてみたく、入手しました。CD1の本編はアナログ盤のトラックそのまま。CD2は主にグラスコフ周辺のジャーマンエレクトロのアーティスト、現タンジェリン・ドリームのト―ステン・クァエシュニングをはじめ9セットによるリミックスが楽しめます。
アナログ初回盤 SKY - Sky 043
シングルジャケ
2019/12/16 update