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DAMNATION ALLEY

「ダムネイション・アレイ」

血清は受け取った、そいつを運ばなきゃならない
遥かなるボストンまで、走り抜けなければ
道は容易くないが、やり遂げてみせる
これだけが唯一のとりえなんだ

放射能まみれの廃道を走る
空は核の閃光に赤く染まり
八輪の抗放射性の車体で
炎に包まれたドームの中を突進する
ありがとうストレンジラブ博士、気が触れていただき
地獄の道まで残していただいた

アリゾナはもう勘弁、今頃はフェニックスが唐揚げに
オクラホマシティ、なくなっちまったのは残念だ
ルイジアナデルタもミシシッピが干上がった
チャタヌーガ、チェロキー、レキシントンももうたくさんだ!

放射能汚染、放射能汚染
灰が降りかかる
クレーターが迫る
放射能汚染
対放射線処置済みの車を手に入れた
ありがとうストレンジラブ博士
灰と被爆地を与えてくれて
空から魚も降ってくる、まさに見世物小屋
地獄の道を下る
ああ幸運を祈る
今こそ幸運を祈る
甲冑を纏った天使、機械の馬の特急便
甲冑を纏った天使、機械の馬の特急便
地獄の道を下る
まさに混乱した地獄さ

作詞:Robert Calvert
翻訳:nekoteitoku

Hawkwind / QUARK STRANGENESS AND CHARM
1977年のアルバムQUARK STRANGENESS AND CHARMの収録曲。ロジャー・ゼラズニーの1967年の同題小説からインスパイア。核戦争後の荒廃した世界を描いた作品。このアルバムのリリース同年に米映画「地獄のハイウエイ」(ゼラズニーの小説の映画化)が公開されます。偶然だったのか、あるいは映画化の話を知って影響を受けたのかもしれませんね。歌詞中登場するストレンジラブ博士は、スタンリー・キューブリックの1964年の「博士の異常な愛情」に登場する核兵器専門家。

この曲が収録されたアルバムQUARK STRANGENESS AND CHARMのレビュー

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2023/01/15 update


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