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2001.01.20. Upload.

"WEIRD TAPES 3
FREE FESTIVALS"

2000

weird tapes 3

CD:HAWKWIND RECORDS - VOICEPRINT/HAWKVP8CD

1.High Rise / 2.Damnation Alley
3.Damnation Alley pt 2
4.Uncle Sam's On Mars / 5.Robot
6.Circles / 7.I Am The Eye
8.Slap It On The Table



2000 年、Voiceprint からリリ〜スされたアルバム。'80 年〜 '83 年に通信販売オンリ〜でリリ〜スされたカセットテ〜プ音源 「WEIRD TAPES」 シリ〜ズ の CD 化です。オリジナルのカセットテ〜プは当時全 8 本リリ〜スされており、本アルバムはその No. 3 を CD 化したものです。内容はタイトル通りフリ〜フェスティヴァル出演時のライブが中心で、'77 年のスト〜ンヘンジ、'75 年の Watchfield Festival でのライブ音源と若干のスタジオ音源が収録されています。

本 CD バ〜ジョンはオリジナルのカセットと内容は全く同じなのですが、一部曲名が変更になっていたりインデックスにエラ〜があったりします。詳細はレビュゥで述べていきますが、とりあえずはカセット時代の正確なインデックスを下に記しておきます。

1.High Rise / 2.Damnation Alley
3.Uncle Sam's On Mars
4.Robot / 5.Cake Out
6.Circles / 7.Elements
8.Slap It On De Table

尚、このレビュゥでは実際に CD プレ〜ヤ〜に表示されるトラック No. ごとに分け、タイトルは基本的に本 CD バ〜ジョンのものを使用して記しておきます。



1.High Rise

まず前半は '77 年、スト〜ンヘンジでのライブから。メンツはブロック様/カルヴァ〜ト/ハウス様/サイモン・キング/エイドリアン・ショゥ。この曲は
「Acid Daze」 (DISC 1-1) 等様々なコンピに収録されたものと同じライブテイクで、ミックスも同じです。ただしここではイントロのフェ〜ドインがちょっとだけ遅れていますね。エンディングの爆発音は次の 2.「Damnation Alley」 にトラック No. が切り替わった後に入りますが、これは他の CD コンピでもこの曲に含まれたり次の曲に含まれたりとテキト〜です。尚その爆発音の途中で次の 2.「Damnation Alley」 のイントロがかすかに逆ディレイ状態 (?) で聞こえますが、マスタ〜テ〜プの磁気転写によるものでしょうか。これは他のコンピでも必ず入っていますので、このライブテイクの元ネタが本アルバムのマスタ〜テ〜プであるコトが解りますね。



2.Damnation Alley (+ Damnation Alley pt 2)

というワケで 1.「High Rise」 のエンディングの爆発音からこの曲に突入。本 CD のクレジットではパ〜ト 2 が 3 曲目に収録されていると書かれていますが間違いで、パ〜ト 2 云々はともかくこの 2 曲目に全て収まっています。このライブテイクが聴けるのは今の所ココだけ。最近のライブではテキト〜にあしらわれがち (?) な、中間部のオルガンソロを割とスタジオバ〜ジョンに忠実に演ってますね。サスガに人手が足りなかったのかハウス様のヴァイオリンソロまでは演ってませんが。オルガンソロの後はちょっとしたインプロで、この部分を本 CD ではパ〜ト 2 としたんでしょうか。尚、エンディング部分でもインデックスエラ〜があり、トラック No. が変わる前、7 分 30 秒辺りで既に次の 3.「Uncle Sam's On Mars」 に突入してしまいます。



3.Uncle Sam's On Mars

てなワケでメドレ〜演奏、トラック No. の切り替わりは 30 秒程遅れてこの曲になだれ込みます。この曲も今のところココだけのライブテイク。全員イケイケの演奏がグ〜。カルヴァ〜トのヴォ〜カルもこの頃は絶好調ですね。尚クレジットはありませんがエンディング部分では 「Quark; Strangeness And Charm」 (8) に収録の 「Iron Dream」 も演ってます。終了後にブロック様の "Thanks very much, Goodnight all !" の MC が入ってフェ〜ドアウト。ライブのとりあえずのシメだったみたいですね。



4.Robot

再びフェ〜ドインでこの曲に入ります。この曲もココだけのライブテイク。 「The Best Of Friends & Relations」 (3) 等のコンピに収録されているものと極めてよく似ていますが、よく聴くとヴォ〜カルもタイコも別テイクです。全体的に鬼気迫る演奏で、エンディングでヴォ〜カルが R-O-B-O-T-R-O-B-O-T-R-・・・ と繰り返しながら徐々にテンポアップして行き、グチャドロのクライマックスを迎える辺りは圧巻。演奏終了後の客の歓声も収録されていますが、メチャクチャウケてますね。尚本 CD のクレジットではこの曲までが '77 年のスト〜ンヘンジでのライブとなっています。



5.Cake Out

この曲は本 CD のクレジットから完全に抜けていますね。タイトルは違っていますが 「Acid Daze」 (DISC 2-3) 等様々なコンピに収録された 「Hash Cake '77」 と同じ曲です。ただし 「Acid Daze」 (DISC 2-3) 等に収録されていた冒頭のワケの解らない SE は収録されていません。参考文献 3. によるとこの曲は '77 年のツア〜に向けてのリハ〜サル中の、ロックフィ〜ルドスタジオでのジャムセッションとのことです。



6.Circles

ここからは '75 年の Watchfield Festival でのライブ音源。'75 年の Watchfield Festival といえば 「Acid Daze」 (DISC 1-11) 等にそのものズバリのタイトルで一曲収録されていますが、当然同じ日の録音ですね。そのためか音質が悪いトコももよ〜く似ています。このライブの前日のレディングフェスティヴァル (ヘッドライナ〜) では当時のフルメンバ〜であるブロック様/ニック様/ハウス様/サイモン・キング/アラン・パウエル/ポ〜ル・ルドルフに加え、ダンサ〜のステイシア (ラストステ〜ジ : 結婚して翌日ドイツに渡ったらしい) やゲストのカルヴァ〜トまで出演したとのことですが、この日のライブでは大幅にメンツが脱落 (?) 、ブロック様/ニック様/ルドルフ/パウエルのたった 4 人だったそうです。だからというワケでも無いんでしょうがココで聴けるライブテイクはどれもインプロが中心で、演奏もかなりラフですね。まぁそれでも客には大ウケだったそうですが。

前置きが長くなりましたがさてこの曲、ワンコ〜ドのインプロにブロック様のこれまたアドリブっぽいヴォ〜カルが絡みます。アドリブとは言え結構いいカンジのヴォ〜カルラインで、後に完成した曲に発展しなかったのがちょっと残念。フェ〜ドインで始まり再びフェ〜ドアウトで終了。今の所ココだけのライブテイク。



7.I Am The Eye

オリジナルのカセットでは 「Elements」 というタイトル。この曲もココだけのライブテイク。フェ〜ドインで始まり、ひとしきりワンコ〜ドのインプロを演った後にブロック様のナレ〜ションとシンセ遊び (?) 。エンディングの声の変調とシンセの下降音の後、編集でいきなり次の 8.「Slap It On The Table」 に突入。



8.Slap It On The Table

というワケで 7.「I Am The Eye」 からいきなりこの曲に切り替わります。この曲もオリジナルのカセットからちょっとタイトルに変更がありますね。本 CD のクレジットではこの曲も '75 年の Watchfield Festival でのライブ音源というコトになっていますが、どうもこの曲だけはスタジオ録音の様に聞こえます。単純なリフとヴォ〜カル (誰だ? コレ) の繰り返しで、たった一分足らずのお遊びというか冗談っぽい曲 (といっては失礼か) 。この曲もココだけの収録・・・っつ〜か間違っても他には収録されないわな、きっと。



オリジナルのカセットリリ〜ス当時は全て未発表曲、未発表曲テイク。現在でもココでしか聴けないライブテイクが多いですね。前半の '77 年のライブテイクはスト〜ンヘンジでのライブというコトで本領発揮 (?) 、気合の入った演奏がナイス。後半の '75 年のライブテイクは演奏、音質共にラフですが、この年のライブテイクは 「Acid Daze」 (DISC 1-11) 等に収録された 「Watchfield Festival」 以外は今の所ここに収録された曲でしか聴くことができず、こちらも貴重な音源。とはいえ '75 年といえばあの名盤 「Warrior On The Edge Of Time」 がリリ〜スされ、US ツア〜も行われた (そしてレミ〜様がドラッグで逮捕されてクビになった) 年。この年の US ツア〜のレミ〜様在籍時のライブ音源もゼヒ聴いてみたいですね。どっかにテ〜プ残ってないのかな。あってもよさそうなんですケド・・・ 。

3 つ折りのインナ〜シ〜ト、フリ〜 CD 応募券やディスクホルダ〜部分の WEIRD CD ジャケのカタログ、ピクチャ〜ディスクなどの仕様は他の WEIRD CD と共通。インナ〜シ〜トの内側はライブステ〜ジの写真を画像処理ソフトで加工したものですが、加工し過ぎでいつ頃のライブ写真なのかさっぱり解りません。ジャケのイラストはまたちょっとダサくなったかな・・・ 。カセット時代のオリジナルのレ〜ベルは こちら でご覧になれます。


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