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1998.11.09. Upload.

"THE CHRONICLE OF THE
BLACK SWORD"
1985

the chronicle of the black sword (dojo) the chronicle of the black sword (flicknife) the chronicle of the black sword (griffin)

CD:DOJO LIMITED/DOJO CD 72 (Left)
(with bonus track)

CD:FRICKNIFE/FRICKNIFE SHARP 033D (Center)
(with bonus track)

CD:GRIFFIN/GCDHA 0142-2 (Right)
(with bonus track)


1.Song Of The Sword / 2.Shade Gate
3.Sea King / 4.The Pulsing Cavern
5.Elric The Enchanter / 6.Needle Gun
7.Zarozinia / 8.The Demise
9.Sleep Of The Thousand Tears
10.Chaos Army / 11.Horn Of Destiny

12.The War I Survived (Live)
13.Voice Inside My Head (Live)


12.Arioch
13.Assault & Battery(Live)
14.Sleep Of The Thousand Tears(Live)


12.Arioch
13.The War I Survived (Live)
14.Voice Inside Your Head (Live)


Line-Up



参考文献 1. によると、「Space Ritual」 以来初の本当のコンセプトアルバムなのだそうです。マイケル・ムアコックの小説 「エルリック・サ〜ガ 1〜6巻」 の物語をベ〜スにしているとのことで、スリ〜ブに謝辞が記されています。ただし本アルバムにはムアコック自身は参加していません。

前作でベ〜ス・ヴォ〜カルのアラン・デイヴィが加入したため、ベインブリッジはキ〜ボ〜ド専任になっています。内ジャケットにバンドの演奏風景のイラスト (ヘタですが) が描かれており、そのイラストでも確かにベインブリッジは キ〜ボ〜ド、シンセ、テ〜プレコ〜ダ〜、ラジオ (?) などをプレイしています。ちなみにブロック様の後ろにもキ〜ボ〜ドが描かれているのですが、そこにはなんと 「KORG」 のブランド名が入っています。K○RG 様、こんなに宣伝してあげてるんですからホ〜クスのことも面倒見てやって下さい。キ〜ス・エマ〜ソンさんだけじゃなくて・・・って宣伝にならないか、ホ〜クスのレコ〜ドじゃ。

専任のキ〜ボ〜ディストがいる割には、曲はハ〜ドロック色が濃いですね。いくつかライブテイクがある 6.「Needle Gun」 など、ほとんどあっけらかんとしたハ〜ドロックです。ま、専任のキ〜ボ〜ディストがいるからこそブロック様も安心してギタ〜に専念できた、と逆に考えるコトもできますが。ただ、そんな中でもキ〜ボ〜ド主体の 2.「Shade Gate」 や 4.「The Pulsing Cavern」 、ブロック様の諸行無常ヴォ〜カルがウレシイ美しい曲の 7.「Zarozinia」 などを入れることも忘れてはいません。さすがはホ〜クス。

'85 年、MIDI 規格が産声を上げ、デジタルシンセなども次々と発表されていった頃です。このアルバム辺りから、ホ〜クスの曲でも徐々にデジタル臭いシンセサウンドが聴かれるようになります。ベインブリッジとかブロック様とか、ちっちゃい LCD 表示を見ながらマルチファンクションスイッチをチマチマといじっていたんでしょうか。姿を想像すると微笑ましいですね。まぁ、やってるコトはデジタルになっても大して変わらないんですけどね。

10.「Chaos Army」 はヴォイスと SE の、ホ〜クスにはよくある曲なんですが、ヴォイスが 「カネゴンカネゴンカネゴンカネゴン・・・」 って聞こえる・・・何て言ってるんでしょうか。円谷プロが関わってるわきゃないし (当たり前だ) 。そして LP 時代では最終曲の 11.「Horn Of Destiny」 は、毎度おなじみのホ〜クス節で締めてくれます。

バンドは本作リリ〜ス後、GRW レ〜ベルに移籍、翌 '86 年に本作をベ〜スにしたライブ盤 「Live Chronicles」 をリリ〜スします。どういうワケか '87 年にはフリックナイフから 「Out & Intake」 というコンピレ〜ション盤も出るのですが。契約が残っていたんでしょうか。ま、RCA 時代にもダブってアルバムリリ〜スしてたことだし、気にするまい。

ボ〜ナストラックの内、12.「The War I Survived (Live)」 は '88 年の 「The Xenon Codex」 の 1 曲目。13.「Voice Inside My Head (Live)」 は未発表曲です。なぜかフェ〜ドインで途中から始まって、これまたフェ〜ドアウトで終わります。どちらもこの CD でしか聴けない様です。また、本作はフリックナイフからも FRICKNIFE SHARP 033D という番号で CD 化されており、そちらには 「Assault And Battery」 、「Sleep Of A Thousand Tears」 の 2 曲がボ〜ナストラックとして収録されています。この 2 曲は未聴ですが、曲の並びから見て次作 「Live Chronicles」 の GRIFFIN 盤 (DISC 2-1〜2) にボ〜ナストラックとして収録された音源と同じ物だと思われます。



1999.06.01. 追加
HAWKWIND DAZE 管理人 様より、FLICKNIFE 盤のボ〜ナストラックについて上記の 2 曲の情報と共に、もう 1 曲 「Arioch」 という曲も入っている、との情報を頂きましたので掲載致します。トラックリストにも追加しておきましたので御参照下さい。

「"Arioch" は参考文献 1. によると "Chronicle Of The..." の FLICKNIFE の CD 盤にも入っているとクロスチェックにありながら P.135 の曲目には出ていませんが、やっぱり入っています。A.デイヴィ作のインスト、早めのヒネ・リフでギター、ベースがユニゾンで押しまくる曲です。感じとしては "DISTANT HORIZONS" の "Alchemy" に近いです。ラントンぽいので、ずっと彼の作だと思っていたのですが、昨夜見たらデイヴィ作でした。
また、13.「Assault & Battery (Live)」 、14.「Sleep Of The Thousand Tears (Live)」 はライヴでメドレー形式になっています。これは 12 インチシングル "ZAROZINIA" (FRICKNIFE FLST033) の B 面に入っていたものです。"LIVE CHRONICLES" GRIFFIN 盤 CD は未聴のためディスク 2 の頭と同じか不明です。多分同じだと思いますが。」

管理者註 : 「Arioch」 はシングル 「Needle Gun」 の B 面曲です。



2000.02.23. 追加
HAWKWIND DAZE 管理人 様より FLICKNIFE 盤のジャケ写を頂きましたので掲載致します。また、先日 GRIFFIN 盤を入手しましたのでついでにそちらのジャケ写も掲載しました。尚 GRIFFIN 盤のボ〜ナストラックは FLICKNIFE 盤に収録の 「Arioch」 と DOJO 盤に収録の 「The War I Survived (Live)」 、「Voice Inside My Head (Live)」 の計 3 曲となっています。少々ややこしいですが。さらにややこしいことに 「Voice Inside My Head」 は GRIFFIN 盤では 「Voice Inside Your Head」 とクレジットされています。内容は同じですケド。どっちが正しいのかな・・・ど〜でもいいか。


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