XENON CODEX
GWR GWLP 26 (1988)
見開きジャケ、インナー無し。展開すると下のようになりました。表ジャケの真中がくり貫かれて内側のイラストが見える仕掛けになっていました。イラストはB.ウォルカー。
Side 1
The War I Survived
Wastelands Of Sleep
Neon Skyline
Lost Chronicles
Tides
Side 2
Heads
Mutation Zone
E.M.C.
Sword Of The East
Good Evening
88年に入って、久しぶりのフル・スタジオ・レコーディングの新作が登場。85年の THE CHRONICLE OF THE BLACK SWORD 以来のことです。正規作品では初の同時CDリリースでもありました。世の中はすでにCD全盛となっていましたので、遅めのCDデビューでした。ちなみに、この時点ではすでに FLICKNIFE から THE BLACK SWORD や OUT & INTAKE、その他ではアンダーソンもの、ANTHOLOGY 等のCD出し直しが発売されていました。
メンバーは THE BLACK SWORD と同じくデイヴ、ベインブリッジ、ラントン、デイヴィ、トンプソンの5人。オープニングの The War I Survived から元気良い演奏が繰り出され、泣きの中間部が印象的な Neon Skyline などA面は一気に聴かせます。Tides の打ち寄せる波の音などのSEを含めて、そこはかとなく名作 WARRIOR ON THE EDGE OF TIME の構成を思い起こさせます。B面はSEを駆使した曲が多いですが全体に暗めのトーンで統一されています。ところでこのアルバムと同月にデイヴの2ndアルバムもリリースされましたが、そちらの曲とダブッている曲(Heads、Wastelands Of Sleep)があります。それぞれのトラックはデイヴのソロ・テイクと異なったテイクですが、ソロ用に書いた曲をホークスでも演奏するという方法がここでも取られたようです。アルバム・リリースに伴った UK ツアーを4月に実施(この時のプログラムはこちら)し、チャートは79位でした。なおこの作品はのちに日本でも91年にCDとしてテイチク・レコードから発売されました。