Analog Disc
CHARISMA - CB 289 (1976)
CHARISMAからの初リリースは、アルバム先行シングル。A面はシングルの定石通り、極めてポップなナンバー。レーベル初のリリースとしてCHARISMAも力を入れたのでしょうか、ミキシングにDave Gilmourの名前があります。ちなみに、初期の銀色レーベルでは、B面にもギルモアのクレジットが入っています。果たしてB面も彼がミックスしたのか真相は不明ですが。A面はのちに発売されるアルバム ASTOUNDING SOUNDS, AMAZING MUSICにも収録、そちらでもミキシングにギルモアのクレジットが入っています。
初の女性コーラスがバックに入っているファンキーなアレンジで、ギルモアが関わることで新局面を出そうとしたのかもしれません。B面はインスト曲ですが、アルバム・オープニング曲Reefer Madness中間部のシンセ・ソロ部分の別アレンジとなっています。アルバムではニックのフリーキーなサックスがシンセに絡んできますが、こちらはシンセのみ。フェード・インで始まりフェード・アウトで終わってしまいます。のちに判明しますがこの演奏はReefer Madnessの中間部のもので、アルバムではカット編集されています。
ちなみに 1999年に30周年記念で発売されたベストEPOCHECLIPSE THE ULTIMATE BEST OFでは、25 YEARS (12" Remix)のクレジットにミキシングとしてギルモアの名前が入っていて?? その3枚組版EPOCHECLIPSE 30 YEARS ANTHOLOGYの同曲のクレジットには、ギルモアの名前は入っていませんのでミスクレジットと思われます。
いずれにしても、ホークスはデビューアルバムでピンクのアルバム「モア」のCymbaline、THE PINK FLOYD ENCYCLOPEDIAでIntersteller Overdriveをカバーしたりと、ピンクに対してのリスペクトを表現しています。
このギルモア氏のミックスについての経緯など知りたいところですが、デイヴは「昔過ぎて憶えていない」と語っていました。
・この曲が収録されたアルバムASTOUNDING SOUNDS, AMAZING MUSICのレビュー
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2022/10/27 update