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前年にホークウインド初の来日公演が告知され、チケット販売が1月から行われました。クラブチッタが招聘、後援はベイFMのPOWER ROCK TODAY、ストレンジデイズ。協力としてGrindHouse、disk union。それぞれで告知が行われました。ストレンジデイズでの特集、GrindHouseでのライブレポート&インタビューなど盛り上がりを見せました。ホークスは3月にオージーツアーに出ますが、その最中日本は東日本大震災に見舞われます。1ヶ月後に迫ったギグは中止となり、その後チッタは再招聘せず、日本公演は幻となってしまいました。5月にUKツアー、夏場はヨーロッパなどでのギグ。そして12月のツアーでは癌との闘病から少し回復したラントンが参加してのUKツアーが実施されました。ATOMHENGEの再発リリース、その他アーカイブ音源がリリースされました。
LEAVE NO STAR UNTURNED
EASY ACTION - EARS041
発掘音源です。バンドの許可を得てリリースされた正規作品。72年1月、オリス脱退直前のケンブリッジのギグの実況録音。一部に多少のヨレはあるものの、時代からすると充分良好な音質。演目はGREASY TRUCKERS PARTYと同じ。
PARALLEL UNIVERSE: A LIBERTY/U.A. YEARS ANTHOLOGY 1970-1974
EMI – HAWKS 8
EMIのホークウインド・アーカイヴ、今回は3CDセットのコンピレーション。なんとまたまた未発表音源が収録されており、まだ秘蔵テイクがあったのかと驚かせたセット。初期の別ミックス、初出曲Hog Farm、ライブテイクしか存在していなかったIt's So Easy、You'd Better Believe Itのスタジオテイクなど、特にMOUNTAIN GRILL関連の蔵出し初出トラックが充実したコンピ。この翌年EMIがパーロフォンに吸収されることになるので、長年EMIが管理していたホークスのリバティ・UA期の版権はPARLOPHONEに移ります。
HAWKWIND ZOO / SUNSHINE SPECIAL E.P.
EMI→PARLOPHONE - Digital Download
AmazonやiTunesストアなどでデジタルダウンドード販売。デビュー前の69年、HAWKWIND ZOO時期に収録されたトラックを編纂したもの。すべて既出トラック。
DISTANT HORIZONS
ATOMHENGE - ATOMCD1028
長年在籍したアラン・デイヴィの脱退後、ギタリストのジェリー・リチャーズを正式メンバーに加え97年にリリースしたスタジオアルバム。ロン・トゥリーのパンク感覚、リチャーズのエッジの立ったギターと相まって、ドライでデッドなサウンドに変化。のちにブロックは消化不良でリリースしてしまったと語っています。キャプテンリズのラップ、南国を思わせる潮騒などスペーシーさが薄れている異色作。
THE BUSINESS TRIP
ATOMHENGE - ATOMCD1031
93年のツアー収録素材に手を入れて翌94年にリリースしたアルバム。トリオの演奏でELECTRIC TEPEE、IT IS THE BUSINESSのナンバーを中心に演奏。
SPACE CHASE 1980-1985
CLEOPATRA - CLP6106-2
サブタイトル通り80年代前半の各アルバムからのコンピレーション。USAのCLEOPATRAからのリリース。ボックスタイプでミニポスター付き。
冬のあいだスタジオにこもりブロック、チャドウィック、ホーンの3人の住まいが近いと言う理由でバンドとは別働のアルバムを制作。この冬は大雪もあり住まいの離れているディブズとブレイクは参加していません。このアルバムはESOTERIC RECORDINGSからHAWKWIND LIGHT ORCHESTRAというプロジェクト名で秋にリリースされました。春には待望の新作ONWARDをリリース。発表に合わせて5〜6月にUKツアーを実施、その際に80年代にホークスに2年ほど在籍したことがある鍵盤奏者デッド・フレッド・リーヴスがサポートで参加し、その後正規メンバーとなります。8月にブロックはラントンと地元デボンでのチャリティイベントに参加しデュオで数曲披露しましたが、それがラントンとの最後の演奏になってしまいました。12月にラントンは癌のため死去しました(享年61歳)。
IT IS THE BUSINESS OF THE FUTURE TO BE DANGEROUS
ATOMHENGE - ATOMCD21032
93年リリースの重厚なスタジオアルバム。前作ELECTRIC TEPEEに引き続きトリオで制作されていますが、前半はシンセや効果音などが中心の瞑想的サウンド。アクティブなバンド演奏が出てくるのは後半で、ロック的なアクティビティが少ない。加えて衝撃のレゲエ曲The Camera That Could Lieも収められた少し異色な作品のためか、ATOMHENGE再発群の中では国内リリースされませんでした。
PALACE SPRINGS
ATOMHENGE - ATOMCD21034
89年に収録されたライブテイク編纂し91年にリリースされた同題アルバムにボーナストラックと92年にUSAでリリースされたCALIFORNIA BRAINSTORM(90年のUSツアーのテイクの編纂)をカップリング。
ONWARD
EASTWORLD RECORDINGS - EW0101CD
前作BLOOD OF THE EARTHから2年、同じメンバー体制で制作されたアルバムはONWARDと名付けられ前進し続ける姿勢を宣言。久しぶりのチャートインを果たし全英75位。レーベルは前作と同じ。前作の方向性により力強いアレンジが加わった作品。スタンダード版2CD。
ONWARD (Limited Edition
EASTWORLD RECORDINGS - EWO100CDLTD
CDの内容は上記スタンダード版と同じ。パッケージをハードバックブックレットにした5000部限定版。
オンワード
disk union - DUPG104
前作同様、国内盤としてdisk unionより上記限定版に帯、解説添付でリリース。
スペース・バンディッツ
WHDエンタテインメント - IECP−10250
2011年はアトムヘンジの日本盤発売はなかったのですが、12年7月に4枚リリース。90年の作品で以前テイチクより日本発売されたこともあります。
ザ・ビジネス・トリップ-ライヴ
WHDエンタテインメント - IECP−10251
LPリリースの際のギミックジャケを紙ジャケで再現。
ディスタント・ホライズンズ
WHDエンタテインメント - IECP−10252
シングルカバーの紙ジャケで発売。
チューズ・ユア・マスクスーデラックス・エディション2CD
WHDエンタテインメント - IECP−20214/215
82年のRCA期最後のアルバム。ボーナスディスクのスリーブは同82年にリリースしたSilver Machineの新録シングルのカバーを採用。
HAWKWIND LIGHT ORCHESTRA / STELLAR VARIATIONS
ESOTERIC ANTENNA - EANTCD 1008
ブロック、チャドウィック、ホーンの3人で制作したサイドプロジェクト。2011年から2012年にかけて制作。打ち込みを多用しつつ、ドラム、ギター、ボーカルも含まれたアグレッシブなサウンドが特徴。
ディスコグラフィ1 Analog Disc
ディスコグラフィ2 Compact Disc
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2018/04/22 update