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各作品は分かる範囲内で発表年、発表順にリストアップしています
SPACE RITUALツアーは2月から再開。英国、アイルランド、欧州を回る大きなツアーで5月初旬まで実施。3月にディクミクが脱退します。そして昨年末のギグの模様を編纂したSPACE RITUALのリリース。それを受けてのツアーが英国内縦断で実施。シングルUrban Guerrillaのリリース&回収、ムアコックのステージ飛び入り参加など話題を振りまきながら邁進。のちのアルバムに入る新曲も徐々に増えていきます。秋には北欧、フランス、スイス。そして、初のUSツアーが11-12月に10日間実施されました。
ロンドンの熱い嵐 グリージィー・トラッカーズ・パーティー (V.A.コンピレーション)
東芝音楽工業 LLP-93075B
前年に英国で限定数発売されたGREASY TRUCKERS PARTYが日本でも発売。
ドレミファソラシド
東芝音楽工業 LLP-80700
前年に英国で発売されたニューアルバムの日本盤。シングルジャケの英国盤に対して見開き仕様とされました。
SONIC ATTACK
UNITED ARTISTS - WD 3637
アルバムSPACE RITUALのプロモーションとしてラジオ局などに配布されたデモシングル。
THE SPACE RITUAL ALIVE IN LIVERPOOL AND LONDON
UNITED ARTISTS - UAD 60037/8
前年のDOREMI FALSOL LATIDOプロモーションツアーSPACE RITUALの模様を収録し編纂された2枚組ライブ・アルバム。5月にリリースされ、全英アルバムチャート9位のヒット。様々な意味でホークウインドを代表する大名盤。
宇宙の祭典
東芝音楽工業 LLP-93091B
上のSPACE RITUALの日本盤。インナースリーブは再現されませんでしたが、ステージショットのポスターを日本独自の付録としています。日本語ライナーノーツはブックレット型。
URBAN GUERILLA / BRAINBOX POLUTION
UNITED ARTISTS - UP35566
Silver Machineに続くシングル、同じくカルバート/ブロック作のロックンロール。当時IRAのテロ活動が盛んだったので、政治的な配慮からリリース後回収されました。チャートは39位まで上がっていました。その後、ほとぼりが冷めたのかコンピレーションアルバムに何度も収録され、ステージでも演奏されていきます。
アーバン・ゲリラ
東芝EMI LLR-10437
日本では普通にリリースされました。英国盤はカバー無しでしたが、日本独自仕様のカバーが付けられました。
1月のギグでオーディションを兼ねて、元ハイ・タイド、サード・イアー・バンドのサイモン・ハウスがゲスト参加。2月に正式加入が決定し、3月から始まった2度目のUSツアーから参加します。バイオリンプレイヤーでもあり正統派鍵盤奏者ということで、音楽的に大きな変化をもたらします。シカゴでの演奏はレコーディングされますがお蔵入りとなり23年後にリリースされます。帰国後、5-6月で新作のレコーディング。その後欧州ツアーに出ますが、キングが骨折のため代役としてアラン・パウエルが参加。キングが途中から復帰するも、パウエルはそのまま雇用されツインドラムとなります。一時は七人編成となりますが、デトマーが脱退し六人編成に落ち着きます。8月は本国のフェスなどに出演、ムアコックやカルバートがゲスト出演。9月、ニューアルバム発売と合わせて、三たびUSツアーへ。9-11月の日程でUSとカナダを周り、その後ベルギー、フランスをツアー。12月にようやく本国でのツアーを行います。ハウス、パウエルという2人の新メンバー加入、2回のUSツアー、新作制作&発表と目まぐるしい1年でした。
エジェクション
東芝EMI LLR-10484
オリジナルはカルバートのソロプロジェクトCAPTAIN LOCKHEED AND THE STARFIGHTERSのシングル。日本ではホークウインド名義で発売されました。
THE PSYCHEDELIC WARLORDS (DISAPPEAR IN SMOKE)
/ IT'S SO EASY
UNITED ARTISTS - UP35715
74年8月にリリース。ニューアルバムに先がけたシングル。鍵盤奏者のサイモン・ハウスの加入により音の厚み、滑らかさが加わった新局面を迎えます。
HALL OF THE MOUNTAIN GRILL
UNITED ARTISTS - UAG29672
上記の先行シングルのフルレンスバージョンをオープナーにし、ハウスのクラシカルな素養が各楽曲にもたらした効果は大きくドラマティックな盛り上がりが随所に現れています。全英16位と引き続き好調なチャートイン。
サイケデリック戦士
東芝EMI LLR-10644
THE PSYCHEDELIC WARLORDSの日本盤。独自カバーがつけられました。
永劫の宮殿
東芝EMI LLS-80068
日本盤は12月に発売。ジャケ、インナー共にオリジナルと同じ仕様。
1月の頭にのちのシングルになるKings Of SpeedやMotorhead、ハウスのSpiral Galaxyなどを収録、その後1-2月は本国のツアーに費やされます。4月末からのUS/カナダツアーに向けて新作のレコーディングを3月に行います。急ピッチで制作されたアルバムはUSツアー開始中の5月にリリースされます。ツアー途中、USからカナダに入国する際、レミーが薬物所持で留置。精神安定剤の類で罰金を払って釈放されトロントでのギグの後レミーは解雇されます。その後のUS入国で問題になる、日頃のルーズな態度などが問題視されたことが原因。急遽、ピンク・フェアリーズのポール・ルドルフを代役とし、USツアーを再開。6月から欧州ツアー、7-8月は本国ツアーを実施。8/22のレディングフェスを最後にステイシアが離脱します。翌日のワッチフィールドフェスはコンパクトなメンバー構成で出演、のちにコンピレーションなどでその様子が聴けることになります。9-10月はドイツ、12月には本国ツアーを行い、激動の年が終わります。
KINGS OF SPEED / MOTORHEAD
UNITED ARTISTS - UP35808
ブロックとムアコックの共作。もともとムアコックのソロプジェクト用だったものを拝借したそうです。曲調はシングルらしいストレートなロックンロール。アルバム先行シングル。
WARRIOR ON THE EDGE OF TIME
UNITED ARTISTS - UAG29766
前年のツアーから参加しているアラン・パウエルが加わりツインドラムとなり、ムアコックの協力のもとヒロイックファンタジーの世界を描いた作品。チャートはSPACE RITUALに次ぐ13位、ホークウインド の代表作として人気が高い。長年、契約の問題で正規デジタル化されていませんでしたが、2013年に正規CD盤がリリースされました。
スピード狂のロックンロール
東芝EMI LLR-10802
日本盤はジャケットにアレンジを加えられました。本国に遅れること12月にリリース。
絶体絶命
東芝EMI LLS-80272
本国盤の展開型ギミックジャケは採用されずシンプルなシングジャケ+ポスターという仕様。
ディスコグラフィ1 Analog Disc
ディスコグラフィ2 Compact Disc
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2018/09/16 update