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COLLECTOR SERIES VOL 2 : LIVE 1982 CHOOSE YOUR MASQUES

HAWKWIND RECORDS HAWKVP3CD (1999)

HAWKWIND COLLECTOR SERIES VOL 2: LIVE 1982 CHOOSE YOUR MASQUES
2CD、ジュエルケース、ブックレット。
HAWKWIND COLLECTOR SERIES VOL 2: LIVE 1982 CHOOSE YOUR MASQUES

Disc One
  1. Choose Your Masques
  2. Coded Languages
  3. Magnu
  4. Dust Of Time
  5. Warriors At The Edge Time
  6. Waiting For Tomorrow
  7. Angels Of Death
  8. Psychedelic Warrior
  9. Utopia
  10. Social Alliance
Disc Two
  1. Arrival In Utopia
  2. Solitary Mind Games
  3. Dream Worker
  4. Brainstorm
  5. Ejection
  6. Shot Down In The Night
  7. Masters Of The Universe

本作は1999年にVOICEPRINT傘下のHAWKWIND RECORDSよりリリースされた2枚組ライブアルバム。ホークウインドが82年にRCA ACTIVEから放ったCHOOSE YOUR MASQUESに伴うツアーのハイライト、11月12日、13日のロンドン、ハマースミス・オデオンでのライブパフォーマンスはモービル24トラックでレコーディングされました。それを編纂したもの。
音質、演奏も素晴らしく、この時期のホークスの姿を鮮明に捉えていますが、セトリ順と異なる編集がされていたり、ターナーのリードボーカル曲が外されたりと、残念な構成。この2日間レコーディングしているなら、すべてを聴きたいところですね。
後年、ATOMHENGEレーベルからCODED LANGUAGES – LIVE AT HAMMERSMITH ODEON NOVEMBER 1982という2CDがリリースされます。そちらには収録日の記載があり、本作との違いなどから詳細が見えてきました。
参加メンバーはブロック、ラントン、ベインブリッジ、グリフィンのレギュラーメンバーにこの年ステージに復帰したニック・ターナーを加えた5人編成。2日間のハマースミスの日程中12日にはゲストでマイケル・ムアコックが参加。本作でもムアコックのボーカルが入ったテイクを聴くことができます。

Choose Your Masques このテイクは13日のオープニング。同題アルバムのオープナーでもあり、アップテンポの8ビートが邁進する中、ブロックのリードボーカルがムアコックの書いた詞をシャウト。この出だしだけで本作への期待が高まります。このテイクはCODED LAGUAGESとは異なるので、13日の演奏。続くCoded Languagesはムアコックが参加していないので、同じく13日のテイク。
MagnuからDust Of Timeに繋がる演奏もCODED LANGUAGESとは異なるのでこちらも13日テイク。
このあとムアコックのMCによるWarriors At The Edge Of Timeになりますが、このテイクは12日のオープニングを挿入した形。このテイク以前、OUT & INTAKEにも収録されました。
シンセの重厚なインターバルに続いてラントンのWaiting For Tomorrow。ターナーのサックスが良い感じのダーティーさ。これもCODED LANGUAGESと異なるテイクですので、13日テイク。
CODED LANGUAGESよりかなり長めのシンセインターバルを挟んでAngels Of Death.。あのドスの効いたリフにサックスソロがかぶるあたりこの時期ならではの迫力。
そしてラントンのアレンジになるPsychedelic WarriorはPsychedelic Warlordsの表記ミス。CODED LANGUAGESと同じテイクですので、12日テイク。
続くUtopiaは本来、この後のArrival Utopiaに繋がりますが、なぜか途中でSocial Allianceに編集で繋いでいます。なんでこんな事したのでしょうか。なおこのテイクもCODED LANGUAGESとは別テイク。
Social Allianceは前半全てカットされ間奏からカットイン。しかしこの間奏、相当イっちゃってて良いですね。ニックさんならでは。こちらはCODED LANGUAGESと同じ12日テイク。
そしてArrival In Utopia。こちらは13日テイクでCODED LANGUAGESと異なったテイク。この名曲が異なったテイクで楽しめることになります。
続くラントン曲Solitary Mind GamesもCODED LANGUAGESとは異なる13日テイク。
Dream Workerはシンセのリフ部分から始まりますが、CODED LANGUAGESではアルバムテイクにあった冒頭部分も流れています。テイク自体も異なっていますので、13日テイク。
続くBrainstormはCODED LANGUAGESと同じテイクで12日ということになります。しかし、CODED LANGUAGESにはこの後Aメロを繰り返す演奏が含まれており、本作ではそこはカットされていることが判明。
Ejection以降はアンコールで名曲メドレー、最後の全開プレー。CODED LANGUAGESには収録されていません。

2015年にリリースされたCODED LANGUAGESとは多くのテイクが異なっており、13日テイク中心のアルバムと言えます。その点で本作の価値が再認識されました。


関連情報

・EXILESさんの本作のレビュー

・2015年にリリースされたATOMHENGEのCODED LANGUAGES – LIVE AT HAMMERSMITH ODEON NOVEMBER 1982: 2CD EXPANDED EDITIONのレビュー

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2018/05/30 update


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