Compact Disc
HAWK RECORDS HAWKWVP19CD (2001)
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2001年は HAWKESTRA の流れをひき、ブロック、チャドウィック、リチャーズ、ロン、ハウス、デイヴィ、ゲストがクニブトン、ジェズ・ハゲットの布陣で3〜4月のスプリング・ツアーを実施。クニブトンが参加しないステージもあり、その時はハウスが久し振りにキーボードを弾いたようです。8月にはカンタベリーフェスに出演。この時ヒュー・L・ラントンが復帰しました。フェスのMCを担当したアーサー・ブラウンがホークスのステージでSilver Machineを歌う!というサービスがありました。
その後アラン・デイヴィはアリに改名、そして正規復帰のアナウンスがされました。ここでメンバー構成はブロック、チャドウィック、ラントン、アリ、ハウスの5名というコンパクトなものになりました。ホークス在籍暦の長いメンバーばかりで、現在考えうる最もホークスらしい布陣に。この5人編成で10〜11月のオウタム・ツアーをこなし、12月20日のXマスギグまで、勢力的なギグを行いました。Xマスギグは上記の5人に加え、ゲストでブレイク、リズ、そして久し振りにダニー・トンプソンも参加しました。
そのXマス・ギグに合わせて、前年のアストリアのライブを収録した2枚組がリリース。久々のレギュラー・アルバムで、音質、演奏ともに完全復活を遂げたホークスを力強くアピールしています。このステージでは、ブロック、チャドウィック、リチャーズ、ロン、アリ、ベインブリッジ(アルバムのクレジットには出ていませんが参加しています)、ハウス、クニブトン、ブレイク、ハゲット、リズが参加した大編成で、HAWKESTRAの余韻をひいたメンバー構成になっています。ゲストのジェズ・ハゲットはサックス&フルート担当でホークス参加はこれが初めて。またマイケル・ムアコックも久々に電話回線から元気な朗読で参加しています。
選曲は80年代までのナンバーが中心で、90年代以降の曲は唯一新曲、Money Treeのみ。この時もHAWKESTRAと同様お祭り的要素が強いのでオールド・ナンバーばかりの演奏にしたのかなと思いましたが、その後も同様の選曲でギグを行っています。
いずれにしてもこのアルバム、HAWKESTRAで活性化されたのでしょう、90年代後半のいまひとつ冴えなかったホークスを払拭するかのような胸のすく演奏が収められています。
翌年には、クレジットを修正したものがリリースし直されました。表のグラフィックこそ同じですが、ブックレットの中身は、当日のステージ写真を使用した新デザインになりました。ベインブリッジの名前も表記されています。その際Money TreeがSpacebrock にタイトル変更されました。この曲、確かにブロックのソロSPACEBROCKに収録された同題曲ですね。
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2017/12/12 update