ALIEN 4
THE EMERGENCY BROADCAST SYSTEM EBSLP 118 (1995)
見開きジャケ、インナー無し。今回も強烈なダサ・イラストです。ジャケ内側もご覧の通りです。
ブロックの STRANGE TRIPS & PIPE DREAM から賛同を始めた TIBET SUPPORT UK GROUP の ロゴが裏ジャケに入っています。
Side 1
Abducted
Alien (I Am)
Reject Your Human Touch
Blue Skin
Side 2
Beam Me Up
Vega
Xenomorph
Journey
Side 3
Sputnik Stan
Kapal
Festivals

Side 4
Death Trap
Wastelands
Are you Losing Your Mind?
Space Sex
95年はサイド・プロジェクト PSYCHEDELIC WARLORDS のアルバム WHITE ZONE のリリース、そして4月は北米ツアーを行います。そのツアーからニュー・フェイスのロン・トゥリー(ボーカル)が参加、4人体制となります。アルバムのレコーディングは夏場7月から9月くらいまでの間に行われました。この間6月にマン島のフェス出演やBBCでのセッションがありました。BBCでのセッションは7月に行われましたが、その時の演奏を収めたブートを聴きますと、すでにこのアルバムの曲をプレイしています。この頃デイヴのソロ・アルバム STRANGE TRIPS & PIPE DERAM が発表されました。そしてこの作品のリリースは10月、同時に開始したツアーは UK とヨーロッパで行われました。このツアーのポスターはこちら。その際、またもやライブ・レコーディングが行われ、翌年 LOVE IN SPACE としてリリースされます。
アルバムのコンセプトはタイトル通りです。正面切ってこれほどベタなテーマを扱うのは珍しいですね。タイトルの ALIEN 4 の4とは参加メンバー4人ということに由来しているかもしれませんね。作風は当然スペイシーさが全面に押し出されています。ロンが以前のカルバートのようにフロントマン的扱いになっています。ELETRIC TEPEE リリース当時デイヴは、フロントマンはバンドのメンバーでなくライティングやバックビジョンだと話していましたね。そういう意味では、ロンは真のフロントマンではないのかもしれません。なおLPのみのボーナス・トラック Space Sex は前述のブロック・ソロ STRANGE TRIPS & PIPE DREAM の La Forge と同じ曲ですがキーが異なり、またデイヴのボイスが新たに加えられています。Death Trap には、この頃からギグにちょこちょこ参加していた元 AGENTS OF CHAOS のジェリー・リチャーズがゲスト参加。