ホークウィンド・デイズ・コラム
2025年1月3日
昨年アナログレコードがリリースされたことで知ったアーティスト。元々はバンド活動などしていたそうですが、80年代にエレクトロニクス・ミュージックに目覚め、カセットテープで数作品をリリース。基本スタイルはアナログシンセのみを使用して、スタジオでの一発録りとのことです。2020年頃から以前のカセットテープの作品をアナログレコード化してリリースしており、この作品はその3枚目にあたるもので昨年リリースされました。レコーディングは1990年ですが、過去リリースはしていなかったそうです。ゲストにエルドンのリシャール・ピナスがギターで1曲参加、プロデュースとミックスは本人と何とグローブシュニットのエロックというすごい体制です。そしてシュルツェ先生とゲッチング先生に捧げられています。
内容はシンセ・シークエンスをベースに電子音、ノイズ、ストリングス・シンセのコードとジャーマン・エレクトロの王道をいくサウンド。ジャケのイメージ通り、SFチックなシンセミュージックでとても良かったです。なおピナスのコメントがジャケのステッカーに添えられており「15年来他人の曲をカバーしたことはなかった。でもエルドンのアルバムのためにこの曲を録音した気がする。私がこの曲をどう思ってるか分かるだろ。」という推薦の言葉です。
最近はこのような作品は作っていないみたいですが、また作ってもらいたいと思いました。バンドキャンプで視聴できます。
2025/1/3 update