ホークウィンド・デイズ・コラム
2024年11月21日
前作からなんと8年ぶりの新作。キーボードのマーティン・オーフォードの関与が再び高まったためか、とてもジャディスらしい親しみやすいメロディと情感溢れるアレンジが復活した作品。メンバーは前作同様、ゲイリー・チャンドラー(G/Vo)、ステファン・クリストニー(Dr)、マーティン・オーフォード(Key/Flt/Vo)、アンディ・マーロウ(B/FX)。
一聴でとても私好みの昔のジャディスにあった爽やかで優しい曲が多く、作曲者のクレジットはないですが、国内盤解説のインタビューから8曲中、4曲がオーフォード作曲ということでした。オーフォードはIQの創設メンバーであり、ジャディスのデビュー時から2つのバンドを掛け持ちしてましたが、音楽ビジネスに嫌気がさし2008年には引退を宣言、その後チャンドラーのサポートは続けていて、2012年の前作にも参加、ジャディスは副業のような形で参加していました。今回、作曲面でも深く関わっていて初期のジャディスの時と同レベルの貢献になっていると思います。音楽活動は限定的だけども、何よりジャディスとの活動に対しては情熱を持っていることを実感して嬉しい。なんかチャンドラーよりオーフォードの話ばっかりになってしまいますが、彼の曲やプレイが好きなので、、。チャンドラーは相変わらずの若々しい声ですし、アンサンブルを大切にする曲作りの姿勢も素晴らしいと思います。
最長曲のオーフォード作Do You Knowのメロディの美しさ、中盤のリフの繰り返しパートからAメロに戻ってのサビ、感涙です。
プロデュースはベーシストのマーロウ、マスタリングはアリーナ、フロスト*のジョン・ミッチェルが担当しています。
2024/11/21 update