2001.03.25. Upload.
"WEIRD TAPES 6
Live 1970 -73"
2000
CD：HAWKWIND RECORDS - VOICEPRINT/HAWKVP11CD
1.Make What You Can / 2.Born To Go
3.Master Of The Universe / 4.Jam
5.Hurry On Sundown / 6.Come Home
7.We Do It
2000 年、Voiceprint からリリ〜スされたアルバム。'80 年〜 '83 年に通信販売オンリ〜でリリ〜スされたカセットテ〜プ音源 ｢WEIRD TAPES｣ シリ〜ズ の CD 化です。オリジナルのカセットテ〜プは当時全 8 本リリ〜スされており、本アルバムはその No. 6 を CD 化したものです。他の WEIRD CD が全て入荷したにもかかわらずナゼかこの 6 だけは入荷せず、リリ〜ス元の Voiceprint のサイトショップのカタログからも抜けていたため一部で (？) 大変気をもませていたのですが、先日ようやく無事に入荷致しました。
内容はサブタイトルに ｢Live 1970-73｣ とある通り '70 年 、'72 年、'73 年のライブ音源となっています。クレジットによると 1.｢Make What You Can｣ が '73 年、2.｢Born To Go｣ 、3.｢Master Of The Universe｣ 、4.｢Jam｣ が '72 年、5.｢Hurry On Sundown｣ 、6.｢Come Home｣ 、7.｢We Do It｣ が '70 年とのこと。尚、クレジットにはありませんが最後に 8.｢Earth Calling｣ ('72 年のライブ) が収録されています。これはカセット時代にも収録されており、単なる CD 化に際してのミスクレジットです。
年季の入ったファンの方なら収録曲のタイトルを見てお察しの事と思いますが、結構既発音源とのダブりがあります･･･というかカセット時代のこのアルバムが初出でその後様々なコンピに音源流出、というのが正確なんですが。その辺は各曲ごとに触れておきます。
1.Make What You Can
'73 年のライブとのこと。この曲は今のところココだけ音源です。単純なコ〜ド進行にヤケクソ気味のキングのドラム、ドライブするレミ〜様のベ〜ス、若気の至りでややワイルド (？) なブロック様のヴォ〜カル、と、今まで埋もれていたのがちょっと惜しいなかなかの佳曲。まぁこの当時の他の名曲群に比べるとやや弱い感はいなめないのですが。中間のブロック様のワウをカマしたギタ〜ソロがあまりにも相変わらずで笑えます。あと、エンディングでちょろっとジャ〜マンロックしてしまうのはご愛嬌 (？) 。
2.Born To Go
'72 年のライブ。HAWKWIND DAZE 管理人 様のサイト や こちらのクロスチェックでは '73 年にドイツでシングルとしてリリ〜スされ、その後 ｢Acid Daze｣ (DISC 2-11) など様々なコンピに収録されたバ〜ジョンと同じとのことでしたが、聴き比べてみると確かに演奏テイクは同じなんですが編集やミックスが違っています。CD 化に際してバ〜ジョンの差し換えがあったみたいですね。ココに収録されているのは EMI リマスタ〜盤の ｢Space Ritual｣ のボ〜ナストラック (20) と同じでした。このバ〜ジョン、アナログ盤は今や激レアプレミアアイテムと化し、ちょっと前に Voiceprint から再発のウワサがあったコンピレ〜ション "Greasy Trackers Party" に収録されているものと同じとのこと。Voiceprint 再発は EMI からの横ヤリでポシャったとのウワサなんですが、いいのか？ おい。Voiceprint のささやかな反抗なのか EMI のささやかなサ〜ビスなのか･･･まぁどっちでもいいか。イントロ前の MC でさかんに "Disaster" って単語が出てきますケド、なんかヤなコトでもあったのか？ エンディングのグチャドロインプロはこの時期ならではですね。
3.Master Of The Universe
この曲も '72 年のライブ。やはり上述の "Greasy Trackers Party" に収録されていたものと同じです。CD ではこれまた上述の EMI リマスタ〜盤の ｢Space Ritual｣ のボ〜ナストラック (19) に収録。ちなみに "Greasy Trackers Party" に収録されたホ〜クスのライブテイクはこれら 2 曲のみです。アルバム丸ごとの再発はダメだけどホ〜クスの曲だけならいいよ、と EMI から暗にお許しが出たのかな、やっぱり。このライブバ〜ジョン、ニック様のリ〜ドヴォ〜カルに誰が唄ってるのかは解りませんが合いの手･･･っつ〜かコ〜ラスが付くのが特徴ですね。お、こんなんアリか〜、とちょっと目からウロコです (それ程のモンじゃぁ無いか) 。あと、ワンコ〜ラス目のサビに行く直前、演奏ミスで A メロが一回し多くなってますね。レミ〜様のベ〜スはサビに行きたがってるんですが。なんか顔見合わせてベロ出して笑ってる情景が目に浮かぶ様で微笑ましいです。レミ〜様、心の中では中指おっ立ててそ〜ですケド (演奏中はムリ) ･･･あ、"Shit !" 位は言ってるかな。
4.Jam
さらにもう一曲 '72 年のライブ。HAWKWIND DAZE 管理人 様のサイト によるとカセット時代には冒頭にステイシア姐御の MC が入っていたらしいんですが、残念ながらこちらには収録されていません。CD 化に際してカットされたんでしょうか。勝手に削るなよな〜オイ。それともなんかヤバい内容だったのかな。それはさておき (･･･たくはないですケド) 、タイトルは ｢Jam｣ とありますが元ネタは 1st ｢Hawkwind｣ (6) に収録の "Seeing It As You Really Are" の後半部ですね。ニック様のフル〜トがいい味出してます。他の皆様の演奏もテンション高くて Good 。今のところココだけテイクです。
5.Hurry On Sundown
'70 年のライブとのこと。この曲は後に ｢Acid Daze｣ (DISC 2-8) 等、様々なコンピに収録されたものと同じです。ラントンの弾きまくりギタ〜ソロは時々単なるスケ〜ル練習になったりしますが、この当時のギタリストとしてはかなり弾ける方だったのではないでしょうか。尚ラントンはこの後ホ〜クスを脱退することになるのですが、｢Complete '79｣ のブックレット (つまり '79 年のツア〜パンフ) によると健康上の理由だったとか。病弱だったのかな、なんかそんなカンジだし、ラントンって (←偏見) 。
6.Come Home
'70 年のライブ。この曲も後に ｢Acid Daze｣ (DISC 2-9) 等のコンピに収録されたものと同じです。本アルバム以外ではタイトルが "Came Home" となっていますが。一応ホ〜クス名義なんですが、なんつ〜かかなりの〜天気なカントリ〜風の曲ですね。
7.We Do It
もう一丁 '70 年のライブ、そしてやはり後に ｢Acid Daze｣ (DISC 2-10) 等に収録されたものと同じです。フェ〜ドインで始まりフェ〜ドアウトで終わりますが、それだけでも 10 分を越す長尺のワンコ〜ドの底無し泥沼インプロ。実際はあとどれくらい演ってたんでしょうか。なんでもギンギンのライトショゥと共に演奏され、客も演ってる方もラリパッパだったらしいですね。
8.Earth Calling
冒頭で述べた通りミスクレジットで、カセット時代も本 CD にも収録されています。'72 年のライブで、｢BBC Radio One In Concert｣ (5) 、｢Space London 1972｣ (5) に収録された ｢Paranoia｣ の後半部分と同じ演奏テイクのミックス違い。この曲も基本的に ｢Acid Daze｣ (DISC 1-9) 等様々なコンピに収録されたものと同じですが、本アルバムでは曲の後半が最も長く、｢BBC Radio One In Concert｣ 等で次の曲の ｢Silver Machine｣ に突入する直前まで収録されていますね。また、これも本アルバムのみの特徴で、終了間際が盛大にディレイ処理されており、ほとんどフィ〜ドバック発振直前になっています。
後に他のコンピに流出してしまった音源が多いのが難点ですが、それでも 1.｢Make What You Can｣ 、4.｢Jam｣ は今のところココだけ音源。特に 1.｢Make What You Can｣ は曲自体がココでしか聴けませんね。また、2.｢Born To Go｣ や 3.｢Master Of The Universe｣ といった "Greasy Trackers Party" 音源も、EMI リマスタ〜盤の ｢Space Ritual｣ が既に入手困難となっている現在では充分レアトラックと言えるのでは。カセット時代との相違点、2.｢Born To Go｣ の差し換えはカセット時代と同じバ〜ジョンが現在でも入手は比較的容易なのでまぁいいとして、4.｢Jam｣ のステイシア嬢の MC カットってのはヒジョ〜に残念。そのまんま収録しておいて欲しかったですね、単なる MC とはいえ。しかしなんでまた･･･ミョ〜なトコにこだわり見せるなぁ、CD 化にあたってはブロック様が監修してるみたいですケド。
インナ〜シ〜ト、ピクチャ〜ディスク等のパッケ〜ジ仕様は当然他の WEIRD CD と共通。インナ〜シ〜ト内側にはライブステ〜ジショットの CG 加工らしきものが印刷されているんですが、加工し過ぎでナニが何だか･･･鼻かんだ後のティッシュ広げてロ〜ルシャッハテストってカンジですねってメシ食ってる方がいらっしゃいましたらゴメンナサイ。ジャケのイラストは･･･一言 コレ と同じモンそのまま持ってきてちょ〜だい、お願い！ 、とだけコメントしておきます。
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