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1999.06.25. Upload.
"THE AMBIENT ANARCHISTS"
1997

CD:SNAPPER MUSIC/SMD CD 121
DISC 1
1.Urban Guerilla (Live) / 2.The Right To Decide
3.High Rise (P.X.R.5) / 4.Motorway City
5.Psychedelic Warlords / 6.Sonic Attack
7.Uncle Sam's On Mars / 8.TV Suicide
9.Confrontation / 10.Motorhead
11.Streets Of Fear
12.The Camera That Could Lie
DISC 2
1.Sonic Attack / 2.UFO Line
3.Abducted / 4.Earth
5.Love In Space / 6.The Forge Of Vulcan
7.Life Form / 8.Green Finned Demon
9.Virgin Of The World / 10.Utopia
11.Assasin / 12.The Joker At The Gate
13.Time And Space / 14.Vega
15.The Last Messiah
'97 年に A SNAPPER MUSIC LABEL よりリリ〜スされたコンピレ〜ションです。聞き慣れないレ〜ベル名ですが、スリ〜ブには "Issued under license from Emergency Broadcast Systems" の表記があります。"Emergency Broadcast Systems" っていうのはホ〜クスやホ〜クス関係者のソロアルバムなどをリリ〜スしているレ〜ベル (の割にゃインデックス管理いい加減ですけど) なので、ブ〜トではない様ですね。それにしてもこのコンピ、選曲が通というかかなり変わっていて、いわゆる代表曲は収録されていません。ま、その辺はタイトル "THE AMBIENT ANARCHISTS" が全てを物語っているのではないでしょうか。"Urban Guerilla" のどこがアンビエントやねん!とかはまぁ置いといて。
尚、あらかじめ白状させて頂きますと、収録元の確定は
このペ〜ジ(サイト消滅のためリンクなし)
を参考、というか使用しました。ムチャクチャ詳しいクロスチェックです。す、すご〜。さらに
こちら(サイト消滅のためリンクなし)
にもムチャクチャ詳しいディスコグラフィがあります。この二つを合わせれば、こんなワタシのペ〜ジなど存在しなくてもなんら問題ありませんね。まぁ、それでも続けますけど。では行ってみましょ〜。
Closs Check
Track Name
Album Title (Track No.)
DISC 1
1.Urban Guerilla (Live)
Anthology Volume I (4)
The Collection (4)
Acid Daze (CD 1-4)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-4)
Silver Machine (9)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-5)
オリジナルバ〜ジョンは初期のシングルでスタジオ録音。ここには '79 年頃のライブを収録。このライブ録音をエディットして 「Sonic Boom Killers」 (18) に収録のライブ・シングルバ〜ジョンを作った模様。スペイシ〜な R & R 風の曲で間違ってもアンビエントではありませんが、「Guerilla」 = 「Anarchist」 なのかな。
2.The Right To Decide
Electric Tepee (12)
25 Years On 1987-1994 (6)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-16)
Decide Your Future E.P. (1)
Epocheclipse 30 Years Anthology (DISC 3-12)
「Electric Tepee」 からのシングルカット曲。シングル 「Decide Your Future E.P.」 には 「Radio Edit Mix」 なるリミックスバ〜ジョンも収録されていましたが、ここにはアルバムバ〜ジョンと同じ 「Original lMix」 を収録。ノリのいい曲ですが間奏部分はそれなりにアンビエント風か。
3.High Rise (P.X.R. 5)
P.X.R. 5 (8)
ジャケットの曲目リストには 「High Rise」 とありますが、聴いてみると思いっ切り 「P.X.R. 5」 ですね。なにもこんなトコまで EBS のずさんなインデックス管理引きずらなくても・・・って違うか。オリジナル・スタジオバ〜ジョンです。ところでホントはどっちを収録したかったんでしょうか。どっちにしろアンビエントとは程遠いですけど・・・。
4.Motorway City
Undisclosed Files-Addendum (8)
ライブ。「Undisclosed Files-Addendum」 とはまた随分地味なライブ盤から持ってきたな・・・って EBS がリリ〜スしてたんだから当然か。オリジナルも 「Live Seventy Nine」 (2) のライブバ〜ジョンですが、「Levitation」 (2) のスタジオバ〜ジョンもあります。ミディアムテンポの軽快な曲。でもアンビエントじゃないよな・・・ってシツコいですね、もう止めます。
5.Psychedelic Warlords
Choose Your Masques (12) (11)
'82 年、RCA から 「Silver Machine」 とのカップリングでシングルリリ〜スされたリメイクバ〜ジョン。EBS 盤 「Choose Your Masques」 にはインデックスエラ〜があって、CD プレ〜ヤ〜の表示では 11 曲目になります。しかしコレ、「Hall Of The Mountain Grill」 (1) に収録のオリジナルバ〜ジョンを収録した方が良かったのでは?このバ〜ジョンはドン臭くてイマイチどうも・・・。
6.Sonic Attack
Sonic Attack (1)
スタジオバ〜ジョン。「Space Ritual」 (14) などの初期のライブではフリ〜インプロ+シンセ SE +語りの曲でしたが、こちらは打ち込み主体の演奏入り。ベインブリッジの語りと笑い声が炸裂。 初期のバ〜ジョンとはほとんど別の曲になってます。
7.Uncle Sam's On Mars
P.X.R. 5 (3)
Epocheclipse 30 Years Anthology (DISC 2-15)
オリジナルバ〜ジョンです。「ノイ!」 とか 「ラ・デュッセルドルフ」 とかのジャ〜マンロック的な雰囲気も感じさせる反復ビ〜トの曲。E.P. 「Quark, Strangeness And Charm」 (1)(4) やリミックスアルバム 「Ritual Of The Solstice」 (8) にリミックスバ〜ジョンが収録されていますが、あまり面白く無いのでこれで正解。あ。失礼。
8.TV Suicide
California Brainstorm (5)
ライブ。オリジナル・スタジオバ〜ジョンは 「Space Bandits」 (7) に収録。この曲、まさかライブでやってたとは思いもしなかったし、コンピレ〜ション盤にライブバ〜ジョンが収録されるとも思いませんでした。ライブ演奏でアレンジを磨いて行ったのかイントロの SE なども大幅に増やされていて、よりスペイシ〜になってますね。だからかな、ここへの収録は。同時期のライブ演奏が 「Live In Space」 (1) にも収録されています。入手困難ですが・・・ってだったら書くな。
9.Confrontation
Out & Intake (9)
ライブ。スタジオバ〜ジョンはありません。というかこの曲、既存の曲のライブ演奏のインプロ部分を抜き出して新たに曲名を付けるという新種のリサイクル商法 (?) ですね。多分コレ、「Brainstorm」 のエンディングだと思うんですけど・・・。
10.Motorhead
Warrior On The Edge Of Time (12)
Sonic Boom Killers (10)
Epocheclipse 30 Years Anthology (DISC 2-1)
オリジナル・バ〜ジョンで 「Warrior On The Edge Of Time」 からのシングルカット曲。その後ブロック様のヴォ〜カルバ〜ジョンもリリ〜スされ、現在はそっちの方がオリジナルを差し置いて数多くのコンピレ〜ションに収録されています。このディスコグラフィでもざっとこんな具合です。
↓
Acid Daze (DISC 1-10)
Mighty Hawkwind Classics (4)
Independent Days Volumes 1 & 2 (3)
Master Of The Universe (3)
Golden Void 1969-1979 (DISC 1-6)
3 枚しか違わねぇじゃん!などと言うなかれ。それはワタシがダブりもんを買ってないためです。実際はこの外にも 20 枚以上のコンピレ〜ション盤に収録されています。それに引き換え、このオリジナルバ〜ジョンの収録先は現時点ではこのディスコグラフィにあるアルバムのみとなっています。しかし、シツコいのを承知で言わせてもらいますが、アンビエントとは程遠いノリノリの R & R です。ひょっとして DISC 1 が 「Anarchist Side」 で DISC 2 が 「Ambient Side」 なのか?
11.Streets Of Fear
Sonic Attack (9)
オリジナル・スタジオバ〜ジョンです・・・というかこのバ〜ジョンしか無いですね (ホントはテ〜プで出回った音源もあるらしいですが入手困難なので省略。でも最近 CD 化のハナシも・・・) 。しっかし地味な曲持ってきたなぁ・・・ワタシゃ存在すら忘れてました。やっぱり EBS 再発モンで持って来やすかったんですか?オ〜プニングはアンビエント風ですが曲に入るとホ〜クス流ハ〜ドロック。ラントンさん、ま〜たスケ〜ルアウトソロを・・・他にネタ無いんか・・・。
12.The Camera That Could Lie
The Business Trip (4)
ライブ。オリジジナル・スタジオバ〜ジョンは 「It Is The Business Of The Future To Be Dangerous」 (8) に収録。全世界のホ〜クスファンを恐怖のドン底に陥れたレゲェナンバ〜です・・・ってひょっとして陥ったのはワタシだけですか?このライブでも客に結構ウケてるし。ふ〜ん、キャパシティ広いんですね、皆さん。ワタシゃどうしても馴染めませんが・・・でも、目の前でやられたらキャ〜キャ〜云ってしまうかも。ミ〜ハ〜ですね、単なる。収録元の 「The Business Trip」 ではインデックスこそ分けられているものの
「Electric Tepee」 (1) に収録の 「LSD」 の中間部として演奏されるため、最後に 「LSD」 のエンディングも演奏されています。
DISC 2
1.Sonic Attack
Ritual Of The Solstice (1)
DISC 1 の 6 曲目にもスタジオバ〜ジョンが収録されていますが、こちらは '96 年リリ〜スのリミックスアルバムからの収録です。どこぞのテイクからカルヴァ〜トのヴォ〜カルだけを取り出して変調し、強引に打ち込みのバッキングを付けた、って感じですね。ハッキリ言ってあまり面白く無 (自粛)・・・大体最近のリミックス文化ってのは好きになれな (自粛) 。
2.UFO Line
Emergency Broadcast System より '95 年リリ〜スのブロック様のソロアルバム、「Strange Trips And Pipe Dreams」 の 3 曲目を収録。しかし、メチャどスペイシ〜ですね。ブロック様、ソロじゃこんないいコトやってたんだ。要チェックですね・・・って 「何を今更」 ですか? 尚 EBS のプレスリリ〜スでは '96 年リリ〜スとなっていますがそちらはジュエルケ〜スバ〜ジョンで、デジパックバ〜ジョンは '95 年リリ〜スとのこと。
3.Abducted
Alien 4 (1)
オリジナル・スタジオバ〜ジョン。シンセのスゥィ〜プ音に続いてブ厚いシンセパッドやシンセの SE をバックにトゥリ〜が語りを入れる、コンセプトアルバムのオ〜プニング。コンピレ〜ションにはフツ〜入れませんね、こういう曲は。このコンピならでは。ようやく収録曲がタイトルとマッチして来たかな。
4.Earth
これもブロック様のソロアルバム、「Strange Trips And Pipe Dreams」 の 9 曲目を収録。ただしそちらでは 「Parasites Are Here On Earth」 という曲名だった様です。詳細は 2.「UFO Line」 のリンクをたどって下さい。打ち込みリズムをバックにしたブロック様の (相変わらずの) ギタ〜のインスト曲。
5.Love In Space
ライブ。出所はライブアルバム 「Love In Space」 (12) と思いきや、今のところ ('99 年 6 月現在) ここだけのテイクです。客の歓声なども入っておりますので、これもライブテイクみたいですが。この曲、実はこのアルバム購入の第一目的だったりします。HAWKWIND DAZE 管理人 様より、 「このアルバムにここだけテイクが入ってますゼ」 とのタレコミを頂きまして、ついでに代理 GET までお願いしてしまったという・・・。ありがとうございました・・・って最近も相変わらず代理 GET してもらいまくりの小判鮫の様な生活ですが・・・(汗) 。
6.The Forge Of Vulcan
Quark; Strangeness And Charm (6)
Spirit Of The Age (1)
これもテ〜プで出回った音源以外はこのバ〜ジョンしかありません。ホ〜クス初の、シンセによる打ち込みを導入した曲。当然ですが当時はアナログ・シ〜ケンサ〜です。首謀者 (?) はサイモン・ハウス様。ハウス様、最近のライブでもこの曲を演奏していますが随分とラクになったコトでしょう。MIDI シ〜ケンサ〜のおかげで。
7.Life Form
P.X.R. 5 (5)
こちらもこのバ〜ジョンしか存在しない、シンセの打ち込み主体の曲。ハウス様の 「The Forge Of Vulcan」 に触発されたのか、ほぼ同時期のブロック様の仕業です。当然これもアナログ・シ〜ケンサ〜。まぁ打ち込みは単なるフレ〜ズシ〜ケンスでリズムレスですが。
8.Green Finned Demon
The Business Trip (5)
ライブバ〜ジョン。オリジナル・スタジオバ〜ジョンは '83 年リリ〜スの E.P. 「Night Of The Hawks」 なんですが、それから 10 年後のこのライブアルバムでもほとんどアレンジやキ〜ボ〜ドの音色など変化していません。ついでに言うとブロック様の諸行無常ヴォ〜カルも衰えを知らず炸裂。ん〜〜〜スバラシイ。
9.Virgin Of The World
Sonic Attack (4)
オリジナル・スタジオバ〜ジョン。ベインブリッジ作曲のシンセの打ち込み+語りの曲。まだ MIDI は登場していないのでこれもアナログシ〜ケンサ〜ですね。フレ〜ズ同志の同期は取ってなくてバラバラですけど。後にブロック様が後半に無理矢理 (?) 別の曲をくっ付けてベインブリッジとの供作クレジットで 「Experiment With Destiny」 なるタイトルを付け、「Church Of Hawkwind」 (10) にも収録しています。
10.Utopia
Choose Your Masques (4) (3)
これも EBS 盤 「Choose Your Masques」 のインデックスの間違いで、実際の CD プレ〜ヤ〜の表示では 3 曲目になります。シンセの重低音のドロ〜ンと SE の後で繰り返しの語りが入る曲。しっかしこのコンピ、どんどん収録曲が地味になってくなぁ・・・まぁそういうコンセプトなんでしょうけど。
11.Assasin
Love In Space (17)
タイトルは変更されていますが、おなじみの 「ハッシッシ」 です。ライブ盤 「Love In Space」 の CD のみにアンコ〜ルとしてボ〜ナス収録されていたライブバ〜ジョン。イントロの打ち込みパ〜トは 「Decide Your Future E.P.」 (4) に収録されたインストバ〜ジョンに近いですが、こちらは後半バンド演奏とトゥリ〜のヴォ〜カルが入ります。ちょっと持ち直したかな、この曲で。
12.The Joker At The Gate
Church Of Hawkwind (13)
シンセのシ〜ケンス主体の演奏をバックに語りが入る曲。これもこのバ〜ジョンのみ、というかライブでは演奏しなかったんでしょう、きっと。シ〜ケンスパ〜トがタンジェリン・ドリ〜ムを彷彿とさせますね。
13.Time And Space
White Zone - Psychedelic Warriors (5)
Emergency Broadcast System より '95 年にリリ〜スされたアルバムからの収録。このアルバム、当時のトリオ編成 (ブロック様、ディヴィ、チャドウィック) に Lord Charles 、Lysergic Duke なる人物が参加し、"Psychedelic Warriors" の変名で製作されたものです。なんとなく企画モノっぽいのですが一応メンバ〜全員が演奏してますし、他に適切な分類が思いつかなかったため (こっちが第一理由だったりします) ちょっと苦しいですがメインアルバムにしておきました。電子音てんこ盛りのスペイシ〜なインスト。
14.Vega
Alien 4 (6)
オリジナル・スタジオバ〜ジョン。ディヴィ作曲の、音色をレイヤ〜しまくりのブ厚いシンセパッドを主体としたどスペイシ〜な曲。「Love In Space」 (11) のライブバ〜ジョンもあり。ん〜しかしまたト〜ンダウンしてきたなぁ。せめてラストの曲ではビシっと一発シメて・・・くれないんですよ、これが (続く) 。
15.The Last Messiah
Church Of Hawkwind (15)
・・・てなワケでアルバムの締めくくりは、どっと時代を遡って '82 年リリ〜スのアルバムから収録。・・・しかし、アルバムを締めくくるにしてはこの曲・・・シンセによる SE をバックに女性がすすり泣くのみ (!) の曲です。なんというか、実に辛気臭〜い終わり方をしますね〜。いくらコンセプトがコンセプトとはいえ、もう少し他の曲持って来れば良かったと思うんですが・・・余計なお世話かもしれませんけども。
それにしても、HTML 文を作っていて身にしみたのですが、クロスチェックのリンクが軒並みたった一つ、つまりこのコンピにしか収録されてない曲ばっかですね。要するに代表曲はほとんど入っていないという。てなワケで、間違っても入門盤にはなりません。とはいえ、DISC 2 の5 曲目、「Love In Space」 はここだけのテイクですので、ファンとしては買わざるを得ないという・・・なんとなくセ〜ルス戦略にまんまと乗せられているという気もしますが。まぁ 1 曲のために 2 枚組コンピ 1 枚、なんてのはまだカワイイ方です。ホントにディ〜プなホ〜クスファンにしてみれば。詳しくは申し上げませんが。
尚、本アルバムのジャケットは 「Quark; Strangeness And Charm」 のジャケ写を加工したものです。インナ〜スリ〜ブの裏表紙にはその 「Quark; Strangeness And Charm」 のジャケットが再現してありましたのでそっちでも使わせてもらいました。
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