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ZONES

FLICKNIFE SHARP 014 (1983)

Hawkwind Zones
シングル・ジャケット、インナー無し。

Side 1
  1. Zones
  2. Dangerous Vision
  3. Running Through The Back Brain
  4. The Island
  5. Motorway City
Side 2
  1. Utopia 84
  2. Social Alliance
  3. Sonic Attack
  4. Dream Worker
  5. Brainstorm

早くも新作かと思ったのですが、最新ライブテイク及び80年ライブをコンピレーションした内容でした。リリース時には詳細なクレジットが一切なかったのですが、その後ATOMHENGEのリリースなどで状況が分かってきました。A面は80年12月ジンジャー・ベイカー&キース・ヘイル在籍時のライブ・テイク、B面は82年10月のニック参加のライブでした。

オープニングZonesは、スタジオ録音でSEのような曲。ブロックの1stソロ・シングルの同題曲を再度作り直したもの。
以降は80年12月18日、ロンドンのルイシャム・オデオンでのライブ。メンバーはブロック、ラントン、ベインブリッジ、ベイカー、ヘイルズ、ムアコック。のちにAtomhengeでのホークスリマスター・リリースの際、当日のセトリに近い状態でギグのほぼ全体がLEVITATION (3CD EXPANDED LIMITED EDITION) に収録されます。ベイカー在籍時にムアコックが参加した貴重な録音。
Dangerous Visionはヘイルのペンになる曲でヴォーカルは本人。Runnning Through The Back Brain はムアコックが作詞とボーカルでゲスト参加しています。The IslandはDust of Timeの変名、実際にはThe 5th Second Foreverとメドレーで演奏されているものを、フェードインで抜粋。次のMotorway Cityはシングルカットされました。

B面はニックがバリバリに復活していて感動です。彼は82年からほとんどのギグに参加しており、ゲストというよりはレギュラーメンバーという状況でした。82年の10月31日、ブリストルのコールストンホールでの収録と言われています。メンバーはブロック、ターナー、ラントン、ベインブリッジ、グリフィン。Social Allianceは、のちにブロックのソロ・シングルでもリリースされますが、別テイクでこちらのホークス版の方が格段にカッコいいです。
ターナーをメインにしたSonic Attackはラントンのアルペジオをメインしたインストルメンタルになっています。緊迫感が増長されています。
ニック作曲のBrainstormも作者本人のボーカルとサックスで破壊力抜群。

リリースに合わせたプロモーションやツアーは行われませんでしたが、全英45位と、インディーズのリリースとしては健闘しました。合わせてピクチャーレコードもリリースされました。


関連情報

・翌年リリースされたこのアルバムのピクチャーレコードのレビュー。

・このアルバムの国内盤「ゾーンズ」のレビュー。

・LEVITATION (3CD EXPANDED LIMITED EDITION)のレビュー。

・THE FLICKNIFE YEARS 1981-1988のレビュー

・EXILESさんのレビュー



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2018/05/13 update


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