Hawkwind Daze Logo

Cassette Tape

Top > discography1 > 1980-1981 > HAWKWIND 1976=7

HAWKWIND | 1976=7

WEIRD 105 (1981)

WEIRD 105 - HAWKWIND 1976=7

  1. Back on the Streets
  2. City of Lagoons
  3. Brainstorm
  4. Wind of Change
  5. Assassins of Allah
  6. Forge of Vulcan
  7. Steppenwolf
  8. (Where Are They Now?)

76年10月のハマースミスと翌77年のライブ・セレクト及び76年のスタジオ・テイクで構成。これもカルバート在籍のCHARISMA時代。リリース当時は全て初出でした。音質はいまひとつですが、ライブならではの重量感を伴った演奏が楽しめます。77年テイクではニックというソロ・プレイヤーを失った分をハウスの働きが埋めつつ、ショウのベースプレイも注目。なお最後の曲 (Where Are They Now?) のみスタジオ・テイクです。ブロックの諸行無常感が出た良い曲で、後年ライブで演奏されることもありました。
なおこのWEIRD105は初回版があるらしく、ここで紹介している通常版と内容が異なります。初回版については後述します。
Back on the Streets 76年のハマースミスでの演奏。ブロック、カルバート、ターナー、キング、パウエル、ルドルフ、ハウスの演奏。モノラルで音質は悪いですが、間奏ではハウスのバイオリンソロが演奏されるなど興味深いテイクです。
City of Lagoons クレジットミスで正確にはChronoglide Skyway。ASTOUNDING SOUNDSの最終曲。前曲と同じ日のテイク。Atomhengeツアーではこの曲もレパートリーでした。出だしのターナーのサックスがわずかしか聞こえません。その後はブロックのギターソロが続きます。今となってはとても貴重なテイクです。
Brainstorm ここからは77年のライブテイク。ルドルフからショウへ、パウエルとニックが抜けて5人編成。パワフルさは健在ながら、ターナーに変わってのカルバートのリードボーカル、ショウのベースという点が新機軸でハウスのオルガンソロなども聴きもの。2023年にリリースされたDAYS OF THE UNDERGROUNDにこのテイクと同じトラックが収録され、そこでは77年9月のクロイドンとのこと。
Wind of Change HALL OF THE MOUNTAIN GRILLのインストバラード。同アルバムではバイオリンソロでしたが、このライブではブロックのギターソロがメイン。
Assassins of Allah ライブテイクはたくさん存在していますが、原曲のメンバーによるライブテイクは、ここだけでしか聞けません。特にハウスのバイオリンプレイが素晴らしい。
Forge of Vulcan このインスト曲も77年のセトリレパートリーに入ってました。アルバム収録曲とは若干異なったシークエンス。
Steppenwolf こちらも後年発売されたDAYS OF THE UNDERGROUNDに同じトラックが収録され、77年9月のクロイドンとのこと。QUARKメンバーによる同曲のアレンジ、やはりショウのベース、ハウスのバイオリンがポイント。結構いい音で録れています。
Where Are They Now フェードインで始まりフェードアウトしてしまう小曲ですが、ロマンティックな曲調の小品。収録データがなくいつ頃の録音か不明ですが、スタジオ収録と思われます。QUARK用のセッションっぽいですが、ベースがショウっぽくない気もします。隠れた名曲だったのですが、はるか後年2012年のツアーでGolden Voidとメドレーで演奏され、翌2013年リリースのSPACEHAWKSで再録音されることにました。この曲はひょっとしたら当時Gollden Voidとのセットで試したのかもしれません。

CD版ではSteppenwolfの後にアメリカでのアルバムQUARK, STRANGENESS AND CHARM (SIRE盤)のラジオCMが入っています。これについてのクレジットはCDのジャケには特に入っていません。実はこの広告、初回版のテープに収録されていたようです。初回版のテープに収録されていた曲目は以下という情報を海外のファンから聞きましたので掲載しておきます。


関連情報

・後年CD化された WEIRD TAPES 5 - LIVE '76 & '77のレビュー

・WEIRD TAPESについて
・2023年リリースのカリズマ期をコンパイルしたボックスDAYS OF THE UNDERGROUNDのレビュー

オリジナルUK盤&日本盤ディスコグラフィ1 Analog Disc 1980-1981に戻る

2023/07/14 update


HAWKWIND DAZEトップページに戻る