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WARRIOR ON THE EDGE OF TIME - STANDARD EDITION

ATOMHENGE ATOMCD 1035 (2013)

HAWKWIND WARRIOR ON THE EDGE OF TIME ATOMHENGE STANDARD EDITION CD
1CD、デジパック、ブックレット。
HAWKWIND WARRIOR ON THE EDGE OF TIME ATOMHENGE STANDARD EDITION CD

  1. Assault And Battery / The Golden Void
  2. The Wizard Blew His Horn
  3. Opa-Loka
  4. The Demented Man
  5. Magnu
  6. Standing At The Edge
  7. Spiral Galaxy 28948
  8. Warriors
  9. Dying Seas
  10. Kings Of Speed
Bonus Track
  1. Motorhead

UNITED ARTISTS期の最後のレギュラーアルバムは全英13位、ホークウインドの代表作としてSPACE RITUALと並ぶ人気盤ですが、版権がバンド側にあり参加アーティスト全員の許諾を取るなど手続が複雑でCD盤のリリースがされていませんでした。過去に2度、UKのDOJOからLP盤起こし、USのGRIFFINからUSのLP盤制作用の子マスターからのマスタリングでリリースされたことがあります。
正規盤リリースの要望が高いため、元マネージャーのダグ・スミスが動きましたが、参加メンバー中ただ一人レミーがスミス絡みの契約はしないと拒絶(MOTORHEADのマネージャーだったスミスの所行に相当憤慨し信用していないため)。そのため、長年正規リリースは叶わず、マスター紛失というデマがWikiに掲載されました。ATOMHENGEリリースの立役者、マーク・パウエルが交渉活動を行ないました、ブロックのフォローもあり、レミーがサイン。ついに正規発売となりました。

ムアコックの永遠のチャンピオンがコンセプト。キングとパウエルのツインドラム、ハウスのメロトロン&シンセ、ニックのフルート&サックスと使用楽器が多く、楽曲の良さもあり完成度の高い演奏、秀逸なカバーアートに包まれた名作となりました。
制作の裏側ですが、Kings Of Speed、Motorheadはすでに1月には収録し3月にシングルとしてリリースされました。ハウスのSpiral Galaxyも3月までに録られていたそうです。4月から5月にかけてのUSツアーが決まった際、US側のレコード会社ATLANTICは条件として新作のリリースを要求。そのため3月中にアルバム制作の必要がありました。ロック・フィールドスタジオで3日半でレコーディング、オーバーダブなどのミックスも3日程度という短期間での制作でした。
そしてUSツアー真っ最中の5月にアルバムはリリースされました。
ATOMHNEGEの2013年リリースでは、1CD(本作)、2CD+1DVD、2CD+1DVD+1LPという3つの仕様で発売。アルバム本編に加えてデモテイクや未発表曲トラックが収録されています。他のアルバムに対してデモ・トラックが少ないのは、上記の理由によりぶっつけ収録だったからと思われます。
本作はスタンダードエディションとして、LPリリース時のマスターテープからのマスタリングです。LP収録曲に加えてボーナストラックとしてシングルKings Of SpeedのB面のMotorheadが収録。ライナーノーツはマルコム・ドーム。ブロックのインタビューを中心に書かれています。Spiral Galaxy 28948というタイトル、謎の数字でもなんでもなく、作曲者のハウスが48年8月29日生まれだからとのこと。


関連情報

・オリジナルLP盤(1975)のレビュー

・LPの国内盤「絶体絶命」(1975)のレビュー

・LPの国内再発盤「絶体絶命」(1981)のレビュー

・LPのアメリカ盤プロモ(1975)のレビュー

・国内盤「絶対絶命」(2013)のレビュー

・ATOMHENGE THREE DISC EXPANDED EDITION(2013)のレビュー

・上記の国内盤「絶体絶命」トリプル紙ジャケット・デラックス・エディション(2013)のレビュー

・ATOMHENGE SUPER DELUXE BOXSET LIMITED EDITION(2013)のレビュー

・上記の国内盤「絶対絶命」スーパー・デラックス・ボックス・エディション(2013)のレビュー

・CDの国内再発盤「絶対絶命」(2019)のレビュー

・EXILESさんのレビュー


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