THE TEXT OF FESTIVAL
HAWKWIND LIVE 1970-72

ILLUMINATED JAMS 29 (1983)
シングル・ジャケット、インナー無し。
Side 1
Master Of The Universe
Dreaming
Shouldn't Do That
Hurry On A Sundown
Side 2
Paranoia
See It As You Really Are
I Do It
Came Home (未収録)
Side 3
Sound..Shouldn't..Improvise...
Side 4
Improvise..Compromise..Reprise.
デイヴ・アンダーソンが出所となっている、初期ライブ・テイクを寄せ集めしたもの。非常に音質が悪く、モノラルなんですがファンにとっては、初期のライブが聴けるという意味では嬉しいのですが。この後この音源をベースに様々なダブリものがリリースされていきます。
ただし、最初に断っておきますが、これはバンド非公認のアルバムです。その後の DEMI-MONDE、THUNDERBOLT リリース全てもです。これはアンダーソンが勝手に販売しているものなので、バンドの利益にはなっていません。ブロックはインタビューで「本当にファンは混乱するし、我々も頭を悩まされている。何度もアンダーソンにリリースをストップさせようとした。彼はニックを通じてたくさんのテイクを持っているが、劣悪な音質のものばかりだ。SPACE RITUAL VOLUME2 など、オリジナルには収録できなかったアウト・テイクスなんだ。」と語っていますので、やはり本当は買ってはいけない類のものです。
LP2枚組で、ほとんどのテイクは後に CD DEMI-MONDE 系に収録されていきますが、4面の Improvise...Compromise...Reprise だけは、ここでしか聴けません。タイトル通りインプロが続く曲で、途中 Paranoia が歌われたり You Shouldn't Do That になったりと変化に富むナンバー。2面の最後には Came Home がジャケやレーベル面にクレジットされていますが、入っておりません。なお、ほぼ同じジャケで5年後に THUDERBOLT から再発が出ています。