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著名な現代作家であるとともに、並行して音楽活動も不定期に行っています。1939年生まれ、ブロックやターナーとは1〜2才違いで同時代を築いてきました。編集や執筆の傍ら、若い頃からバンドに参加し作曲、演奏をしていました。ホークウインドとはロバート・カルバートを介して知り合う。ホークスの活動をサポートしながら自らのバンド、ザ・ディープ・フィックスのアルバムを75年に制作。文壇で世界的な作家になっても、散発的にシングルやアルバムをリリースしてきました。現在は米と仏を年に半分ずつ往来しているそうです。
ムアコックの邦訳本一覧はこちら。
MICHAEL MOORCOCK & THE DEEP FIX | NEW WORLDS FAIR
UNITED ARTISTS - UAG 29732
初のアルバムはTHE DEEP FIXというバンドを率いての作品。ディープ・フィックスはスティーヴ・ギルモア(G/Vo)、グラハム・カルノック(G/Vo)とムアコックのトリオ。ホークスの描くムアコックのヒロイック感を期待すると肩すかしされます。ムアコックの好みであるカントリーやR&Bの要素の詰まった作品。バックを固めるミュージシャンはサイモン・ハウス(Vl/Key)、サイモン・キング(Dr)、アラン・パウエル(Dr)らホークス勢に、日本人セッションマンのクマ・ハラダ(B)、ピンク・フロイドのサポートメンバーのスノーウィ・ホワイト(G)。
MICHAEL MOORCOCK'S DEEP FIX | DODGEM DUDE / STARCRUISER
FLICKNIFE - FLS200
NEW WORLDS FAIRの制作のきっかけになったデモ。お蔵入りしていたトラックを新興インディーレーベルFLICKNIFEがリリース。この後、ホークウインド関連アーティストの作品をリリースしていきます。
MICHAEL MOORCOCK'S DEEP FIX | BROTHEL IN ROSENSTRASSE / TIME CENTRE
FLICKNIFE
フリックナイフからの2枚目のシングル。新曲としてレコーディングされたもので、この頃はムアコックとピート・パヴリ（元ハイタイド、TEB）のデュオ・ユニットで活動していました。
HAWKWIND FRIENDS & RELATIONS
FLICKNIFE - SHARP 101
フリックナイフからのホークウインドや周辺アーティストのコンピレーションアルバム。ディープ・フィックスは2曲収録。1曲は新曲。
MICHAEL MOORCOCK & THE DEEP FIX | NEW WORLDS FAIR
GRIFFIN MUSIC - GCD-332-0
NEW WORLDS FAIR再発CD。追加トラックあり。ボックスセットでムアコックへのインタビューを掲載したハードカバーの書籍をセット。
MICHAEL MOORCOCK & THE DEEP FIX / ROLLER COASTER HOLIDAY
VOICEPRINT - VP351CD
NEW WORLDS FAIRのためのデモや別テイクなどを編纂したアルバム。
マイケル・ムアコック / ニュー・ワールズ・フェア
ディスクユニオン/ARCÀNGELO - ARC-7282
英ESOTERIC RECORDINGSがNEW WORLDS FAIRをリマスター。新規の追加トラック。国内仕様は紙ジャケットに仕立てたもの。
MICHAEL MOORCOCK & THE DEEP FIX / THE ENTROPY TANGO & GLORIANA DEMO SESSIONS
NOH POETRY - NPR008
ムアコックとピート・パヴリが制作した様々なデモを収録。スピリッツ・バーニングのドン・ファルコーネがプロデュース。
MICHAEL MOORCOCK & THE DEEP FIX / LIVE AT THE TERMINAL CAFÉ
PURPLE PYRAMID - CLO 1495
久しぶりのディープ・フィックスのアルバム。元マイティ・ベイビーのギタリスト、マーティン・ストーンをフューチャー。ムアコックは今まで一番良い出来と言ってます。カントリーやケイジャンをベースにした軽めのロック。
サンフランシスコを拠点に活動するドン・ファルコーネのプロジェクト、スピリッツ・バーニングは長年ホークス関係のアーティストとコラボをしてきました。ムアコックと知り合ったフォルコーネがムアコックゆかりのB.Ö.C.のアルバート・ブーチャードらを招きホークス+B.Ö.C.化したプロジェクト。
AN ALIEN HEAT
GONZO MULTIMEDIA - HST471CD
B.Ö.C.のA.ブーチャード、ドナルド・ルーザー、リッチー・カステラーノ。ホークス関連では、ブリジット・ウィシャート、ミック・スラッテリー、エイドリアン・ショウらが参加。作風はB.Ö.C.寄りのハードロック。
THE HOLLOW LANDS
PURPLE PYRAMID - CLO 1791
早くもプロジェクト2作目。前作の面々に加えてジョー・ブーチャードやエリック・ブルーム、ハーヴィ・ベインブリッジ、デッド・フレッドなど、もう何でもありな豪華メンバー。
THE END OF ALL SONGS PART1
PURPLE PYRAMID - CLO 4474
プロジェクト3作目。参加アーティストは前作に準じます。
ムアコックの小説邦訳本一覧
マイケル・ムアコック・インタビュー
マイケル・ムアコック・インタビュー2
ホークウインド関連アーティスト
2024/03/22 update