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THE IMPERIAL POMPADOURS | ERSATZ

POMPADOUR ‎– POMP 001 (1982)

バーニー・バブルスのプロジェクト、このアルバムリリースのためのインディーレーベルPOMPADOURから、82年にリリースしたアルバム。ICUのメンバー、ロバート・カルバートが参加。

IMPERIAL POMPADOURS / ERSATZ, LP盤
INNER CITY UNIT / PASS OUT, LP盤
シングルジャケ。ライナーなどは無し。マイナーレーベルですが、カッティングはれっきとしたA Porky Prime Cut。

SIDE A
  1. The Crusher
  2. See You Soon Baboon
  3. Don't Fool With Fu Manchu
  4. Brand New Cadillac
  5. I Wanna Come Back (From The World Of LSD)
  6. The Little Black Egg
  7. Moo-Goo-Gai-Pan
  8. I Took A Trip On A Gemini Spacecraft
  9. Light Show
  10. Chicken
  11. There Was A Fungus Among Us (Alive)
  12. I'm A King Bee
  13. Black Leather Trousers And Motorcycle Boots
SIDE B
  1. Insolence Across The Nation

バーニー・バブルスは晩年、作風がポップカルチャー風に変化しこのアルバムカバーにあるようなピカソ的なアヴァンギャルドな画風となっていました。パンクやニューウェーブなどのムーブメントと呼応したかのようなテイストですが、この作品もそのような流れにあり、サウンドコラージュのようなもの。カルバートやICUのメンバーが参加し、曲の断片を繋いで作ったかのような作品。ネイティブ並にヒアリングできないと何を伝えようとしているのか、表現しようとしているのか、分かりません。A面はICUのパンキッシュな演奏、カルバートの鬼気迫る歌唱など、強烈なエネルギーと情念を感じます。B面はサウンドコラージュと語りが中心です。Discogによるとワグナーやルートヴィヒ2世、ヒトラーなどの回想らしいです。
ポンパドゥールというのは、前髪を立ててオールバックにするスタイルのこと。Ersatzはドイツ語で、模造品の意。
2次元のアートだけでなく、このようなコンセプチュアルアートも手掛けていたバブルス、このアルバムリリース翌年自ら命を絶ってしまうことに。大変残念です。


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2021/05/01 update


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