Analog Disc
Riddle Records – RID002 (1980)
GONZO - RRA106CD (2016)
バンド自身のインディーレーベルRIDDLE RECORDSから、79年にデビューシングルSolitary Ashtrayをリリース。ディストリビューションはカムデンにあるROCK ONというレコードストア(現在はオンラインストア)。そして80年に2ndシングルParadise Beachをリリース後、このアルバムが登場。バーニー・バブルスがデザインしたジャケが象徴するように、シンプルでパンキッシュなアルバム。
CDはGONZOから2016年にリリース、ストーンヘンジでのライブなどをボーナス追加したもの。
SIDE A
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SIDE B
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Bonus Tracks
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ニック・ターナー(Vo/Sax/Fl)、トレヴ・トムズ(G/Vo)、バズ・マグネト(B/Vo)、ミック・スタップ(Dr)、デッド・フレッド(Key/Vo)の5人。当初はドラムにエルマノ・ギージョ・エルバ(変名→ディノ・フェラーリ)が在籍していましたが、アルバムレコーディングではスタップが参加し、当初ベースを担当していたフレッドはマグネトの参加を受けてキーボード選任となっています。
全体に早急で騒々しい楽曲が多く、シングルのSolitary Ashtrayなどはオールディーズ調のロックなどとバラエティかつコンパクトなトラックで構成されています。リードボーカルはターナーだけではなく、トムズ、フレッドなども担当しているようです。
オープナーのSpace Invadersは正にアーケードゲームのインベーダーたちの動きのSEを使ったイントロ。ホークス曲をICU流にアレンジしたBrainstorm、Master Of The Universe、ターナーが参加した反核ソングプロジェクトTHE RADIO ACTORSのNuclear Wasteのカバー曲も含まれています。B級感溢れる作風ですが、愛すべきバンドと感じます。
VOICEPRINTの後継レーベルGONZOからのCDは、アルバム本編のオリジナルマスターテープから24ビットマスタリング、加えて未発表トラックを収録。GONZOでのICUリマスターCD(2015-2016)の中でこのアルバムが一番最後のリリースでした。81年のストーンヘンジでのライブテイクなどカセットテープで現存するものを今後紛失してしまう前に収録したとのこと。このライブでのドラムはディノ・フェラーリ。オリジナル曲以外に「ワイルド・シング」やったりと自由奔放なライブ。
インナー・シティ・ユニット・ディスコグラフィ
ニック・ターナー・ディスコグラフィ
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2021/04/24 update