Analog Disc
DEMI MONDE – DM001 (1984)
GONZO - RRA104CD (2015)
ギタリストがスティーヴ・ポンドにスイッチ。ベースに元ホークウインドのデイヴ・アンダーソンが加入、デッド・フレッドはキーボード専任に。アンダーソンが設立したレーベルDEMI MONDEの第1弾リリース。
SIDE A
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SIDE B
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Bonus Tracks
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バンド周辺で大きな変化がありました。ニック・ターナーは82年半ばよりホークウインド に復帰、ツアーに帯同。翌83年にはデッド・フレッドもホークスのギグに参加するようになりました。11月にICUと深い関わりのあったバーニー・バブルスが自殺。そう鬱病だったことや、業界で彼のデザインの採用が減ってきたことでの経済的な困窮もあったそうです。そして前作までのギタリスト、トレヴ・トムズ、ドラムのディノ・フェラーリが脱退しており、以前一時的にICUに参加したことのあるスティーヴ・ポンドがギタリストとして加入。
84年2月〜3月にターナーとフレッドは前年に続きホークスのツアーに参加。ICUのWatching The Grass Growがセットリストに加えられました。
ICUは4月にドラマーが決まらないままスタジオの予約が迫り、ポンドがLINNドラムのプログラムを短期間でマスターしたことで、ドラムは全てLINNで制作されました。
楽曲はパンク色を残しながらも、トラッド的なニュアンスなども取り入れたブリットロック的な重厚感を醸しています。トムズが抜けたことと、アンダーソンの加入が影響していると思われます。その意味ではホークスファンには、こちらの方向性の方が聴きやすいかもしれません。ターナーとフレッドは5月以降もホークスツアーに参加。8月をもってフレッドはホークスから離脱、ターナーは84年いっぱいはホークスに残ります。
ICUのこの体制も長続きせずアンダーソンが脱退してしまいます。
CDはおそらくこの時期のデモテイク、それに85年2月のサルフォードでのギグテイクを収録。
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2021/05/01 update