PALACE SPRINGS
GWR GWLP 104 (1991)
シングル・ジャケ、インナー無し。
Side 1
Back In The Box
Treadmill
Void Of Golden Light
Lives Of Great Men
Side 2
Time We Left
Heads
Acid Test
Damnation Alley
この年は3月から4月にかけてヨーロッパ・ツアーに出ますが、デイヴが不参加でした。このところのUSAを含むツアー疲れと、家族と過ごしたいという理由です。またUSAツアーも5月に控えていたことも原因だったようです。デイヴの代役はSMART PILSというバンドのスティーヴ・ベマンドというギタリストが務めました。残ったデイヴはこのライヴ・アルバムのプロダクションを行っていました。5月のUSAツアーからデイヴは復帰。このツアーにウィシャートは同行しませんでした。そしてUSAから戻ってきた6月、この作品がリリースされました。
クレジットにはロンドンとロスの収録としか表記されていません。時期は89年のライヴ・テイクということらしいです。SPACE BANDITS 収録以前のステージの模様です。89年のロスは10月になるので、ウィシャートは同行していません。このアルバムでウィシャートが参加している曲はBack In The Boxのみです。初登場曲としてTreadmillが収録。これは非常に印象的な曲です。その他Acid Testも初登場、ベインブリッジのステージ専用ナンバーという感じです。
この後夏場の数回のギグ(ブリクストンでは久々にブレイクが2曲ほどゲスト参加)でウィシャートは脱退、一緒にベインブリッジもついにバンドから離れてしまいます。9月下旬から10月一杯にかけて、再びヨーロッパにツアーに出る時は、史上最小ユニットの3人組となっていました。
この年、日本ではGWRからの2枚の作品がCDでリリースされています。「未知なる写本 (XENON CODEX)」「スペース・バンディッツ (SPACE BANDITS)」の2枚でした。さらにUNITED ARTISTS期のアルバムも東芝EMIからリリース。「宇宙の探求」がプログレ名盤としてリリースされました。