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ホークウィンド | 宇宙の探求

東芝音楽工業 LLP-80463(1972/3)
東芝音楽工業 LLP-80663 (1972/11)

ホークウィンド「宇宙の探求」日本初回LP盤ホークウィンド「宇宙の探求」日本初回LP盤
初回盤はシングル・ジャケ。同年にグレードアップした再発盤がリリースされたため、この初回盤の販売期間は短く、帯付きはホークス国内盤では最もレア。帯のデザインはファーストアルバムの帯を踏襲しています。裏ジャケは、英国盤ジャケの一部だったメンバーフォト。
グレードアップした再発盤。
ホークウィンド「宇宙の探求」日本再発LP盤ホークウィンド「宇宙の探求」日本再発LP盤
ROCK NOW帯で見開きジャケになっています。内側は左側に初回盤の裏ジャケ、右側はUAのプロモフォトですが、その時点の最新のメンバーショットでアルバムに参加していないレミーやキングが写っています。
ホークウィンド「宇宙の探求」日本再発LP盤
どちらも英国盤のギミックジャケは再現されずLog Bookも添付されませんでした。
初回盤解説:越谷政義
再発盤解説:立川直樹、今野雄二

Side 1
  1. 混迷の地球を逃れたい
  2. 夢幻の世界
Side 2
  1. 宇宙の支配者
  2. 破滅への道
  3. アジャスト・ミー
  4. チルドレン・オブ・ザ・サン

初回盤は72年3月にシングル・ジャケでリリース。帯にはすでにスペース・ロックと謳っています。再発盤は「シルバー・マシーン」のヒットを受けて、急遽ダブル・ジャケにグレードアップし、同年11月のリリースです。
初回盤では、デイヴ・ブロックの発言を紹介しながら、今回の作品がトータルなコンセプトに基づく、ロックオペラであるという点を伝えています。
再発盤はジャケのグレードアップと合わせてライナーもページ数が増やされました。72年当時の情報が盛り込まれており、「シルバー・マシーン」のヒットによって相当クローズ・アップされてきたことが伺えます。ライナーが書かれたのは72年9月頃のため、現メンバーはオリスからキングに、アンダーソンからレミーに変わっているとされています。今野雄二さんは、8月にポートベロで見たホークスのフリーギグ、またレインボウ・シアターでの様子も書かれており、そこから当時のムードや熱気が伝わってきます。ヒットシングルを出す有名バンドになったにもかかわらず、コンサートホールでの有料ギグの傍ら、ロードでフリー演奏するというホークスらしい様子がレポートされています。
以降、国内盤の変遷は以下となります。
1991年に東芝EMIより初CD化。これは同アルバムの全世界初CD化でした。
2010年に1996年リマスターを用いてEMIミュージック・ジャパンから紙ジャケSHM−CDでリリース。
2015年にはWOWOWエンタテインメントより、2015年リマスターによる紙ジャケHQCDがリリース。
2016年にはワーナーミュージック・ジャパンから2015年リマスターによるプラケースSHM−CDがリリース。


関連情報

・オリジナルLP盤IN SEARCH OF SPACE(1971)のレビュー

・国内初回CD(世界初CD化)-東芝EMI盤(1991)のレビュー/a>

・EXILESさんのCDのレビュー

・国内再発CD-EMIミュージック・ジャパン盤(2010)のレビュー

・国内CD3rdリリース-WOWOWエンタテインメント盤(2015)のレビュー

・国内CD4thリリース-ワーナーミュージック・ジャパン盤(2016)のレビュー

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2019/11/03 update


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