FRIENDS & RELATIONS VOL.3
FLICKNIFE SHARP 024 (1985)
シングル・ジャケ、インナー無し。
Side 1
HAWKWIND
Psychedelia Lives
HAWKLORDS
Drug Cabinet Key
DAVE BROCK
Wired Up For Sound




Side 2
R.CALVERT
The Widow Song
ALMAN MULO BAND
Toad On The Road
D.BROCK
When The Going Gets Tough
STRAVINSKY SHOE
Vampire
UNDERGROUND ZERO
Canes Venatici
このシリーズもこれで3作目となりました。やはりA面はホークス関係のテイクでB面はソロ、関係バンド集。1曲目 Psychedelia Lives は81年のグラストンバリーのテイク。その時のライブ・テープがあるので、聴き較べると同じもので実際は Shot Down In The Night の中間演奏部分です。歌の部分をカットしてギター・アドリブの部分を抽出した作りです。なんでこんな編集したのか良く分かりません。ちなみにステージでは11分に及ぶ演奏で、なかなかいい演奏しています。そのまま入れればいいだけなのに。2曲目は HAWKWLORDS 時代のライブ・テイク、Drug Cabinet Key、つまり Flying Doctor です。これは WEIRD 105 の初回版に収録されていたそうですが、余りいいテイクでないと判断したブロックが削ってしまったもの。確かに音質はイマイチですね。でも何で一度NG出したのに、またここに?この曲のライブ・テイクは珍しいです。ここだけの収録。A面最後はブロックのソロ EARTHED TO THE GROUND のタイトル・ナンバーに手を加えたもの。アルバムでは8分以上の演奏時間ですが、ここではサブ・タイトルを RADIO CUT として4分程度に編集していますが、これがかなりカッコイイ仕上がり。ちなみにシングル・カットはされていません。原曲はフェード・インで始まりますが、ここでは新たにイントロのキメを付け加えています。このバージョンはのちにCD BEST OF HAWKWIND, FRIENDS & RELATIONS (FLICKNIFE盤のみ) に収録されます。B面1曲目はカルバートの The Widow Song、曲は1stアルバム CAPTAIN LOCKEED AND THE STARFIGHTERS 録音の際に書かれたものですが、アルバムに歌詞は掲載されながらも収録されませんでした。80年代に入ってから、彼は打ち込みベースによる曲をたくさん収録しますが、その中で新たに録音されたテイクです。ボーカルは彼の奥さんのジルが担当。まさかその3年後に彼女自身が本当に未亡人になっていまうというのは、なんとも...その他のソロや関連バンドのテイクはのちのCD版に収録されますが、ブロックのソロ When The Going Gets Tough は、ここだけの収録です。アップ・テンポのシークエンスにのったボーカルがノリノリな曲。
この年バンドは2月にニックに加えてデイヴ・アンダーソン(いいのかよんで!)、ミック・スラットリー、トーマス・クランブルを含めた Hawkwind Convention というライブをマンチェスターで行いました。ちょっとしたリユニオンだったようです。その後ニックはバンドを離れます。