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DAVE BROCK | BROCKWORLD

HAWKWARD - HAWKWARD1 (2016)

DAVE BROCK - BROCKWORLD
デジパック、ブックレット。
DAVE BROCK - BROCKWORLD

  1. Life Without Passion
  2. Is No Life At All
  3. Manipulation
  4. Domain Of Those That Fly
  5. Ascent Of Man
  6. Magnetism
  7. Getting Old And A Single Man
  8. The Last Tango
  9. Horizon
  10. Unity
  11. The End 
  12. Leviathans Of The Air
  13. Falling Out Of Love
  14. The Age Of Psychedelia
  15. The Patient

本作は2015年とクレジットされていますが、実際に出回り始めたのは2016年になってから。参加メンバーはホークスからチャドウィックが15曲中、7曲に参加。新メンバーのハズ・ウィートンがベースで1曲に参加。他は全てブロックが演奏。ライナーノーツに近々リリースされるホークスの「THE MACHINE STOPS」収録曲の習作も含まれると記載されています。
Life Without Passion、ミドルテンポのハードロック、イコラインジングされたブロックのボーカルがカッコ良く、電子音の洪水の中、曲が重厚感を伴い突き進んでいきます。曲調はホークス曲と言っても良いくらいです。ホークスの新メンバー、ウィートンのベースが良い感じ。チャドウィックは参加していないようですので、ドラムは打ち込み。
こもったホンキートンクピアノのかわいらしいメロディの直後、極端なハードリフによるインストルメンタル Manipulation、合いの手のオルガンと後半のベースが印象的。
Domain Of Those That Fly、サーフロックのような軽快なリズムで始まり、ブロックのボーカルで進みますが、途中ブリッジが入ると、アコーディオンやら犬の声や鳥のさえずり、拍手、電子音で終了する変な曲。
ストリングス、また鳥の声、ブロックの語りというイントロ、そして「ロボット」を思わせるヘビーリフ曲Ascent Of Man。
風の音がつなぎとなり、次曲 Magnetism、シンセシークエンスとミュートしたギターカッティングが絡みあう。シンセのキラキラした音色が印象的。
Getting Old And A Single Man ダルなフレーズが繰り返されつつジャージーな感覚、ミドルテンポで進んでいるとハードロックに変化、短いながらも変化に富む内容。続いてタンゴ調ピアノ(おそらく打ち込み)が演奏されます。この曲は新作 THE MACHINE STOPS」にも使われています。
重厚なヘビーリフが繰り返されるHorizons。インストルメンタルでアルバム中いちばん長い曲、と言っても5分程度。
機関車のSEに続いてアップテンポな佳曲 Unity。ブロックのボーカルは相変わらず歳を感じさせないハリのある歌声。
低音シークエンスにデイヴの語りの小曲 The End からドローンの唸りのイントロを持つ Leviathans Of The Air ではデイヴのロングサスティンなギターソロが印象的。一変してメロディアスなギターソロに導かれるFalling Out Of Loveは「スピード狂のロックンロール」を思い出させるようなポップな曲。後半バイオリンが鳴っていますが、デッド・フレッドかも。
電子音の奔流にアップテンポなリズム、The Age Of Psychedelia。後半デイヴのアコギによるアルペジオでフェードアウト。
最後の The Patientも電子音、SEが多用されつつ、リラックスムードのバック演奏の上でスティールギターのソロ、シンセソロと演奏が流れるように続く。このあたりの曲調はホークスではあまり出てこない楽しげなムード。

寄せ集めというよりは、アルバムとして構成されており、作品で自らの存在感を表現するブロックは、この歳(74歳)になっても姿勢は変わらず、進化し続けています。


関連情報

DAVE BROCK Discography

2018/08/02 update


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