Compact Disc
ATOMHENGE - ATOMCD41041 (2016)
ASTOUNDING SOUNDS, AMAZING MUSIC
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QUARK, STRANGENESS & CHARM
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HAWKLORDS / 25 YEARS ON
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PXR 5
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ATOMHENGEレーベルは1976年から1997年のホークウインドのレギュラー作品の権利を獲得、2008年より順次リリースしてきました。以下のレーベルになります。
CHARISMA期(1976-1979)
BRONZE期(1979-1980)
RCA-ACTIVE期(1981-1982)
FLICKNIFE期(1981-1988)
GWR期(1988-1991)
ESSENTIAL期(1992-1993)
EBS期(1994-1997)
一通りリリースが完了したためか、本作から主要期のアルバムをレーベルごとにまとめてクラムシェルボックスでリリースを開始しました。2014年のTHE FLICKNIFE YEARS 1981-1988も同様のスタイルですが、あちらのセットはATOMHENGEではリリースされていなかったアウトテイクスやコンピレーションアルバム群をまとめたもので本作の趣向とは異なります。本作はすでにATOMHENGEで再発済のアルバムからボートラを排除し、レーベルごとにまとめたビギナー向け廉価版仕様。そのため、すでにATOMHENGE版のアルバムを入手している場合不要となります。
ホークウインドのライトなファンやビギナーにはうってつけのセットです。ボートラが多いと各作品を評価しにくいという弊害もあるので、シンプルにリリース当時の作品を楽しめるという点が良いです。
カリズマ・レコーズは69年にトニー・ストラットン・スミスによって設立され、初期はヴァンダー・グラフ・ジュネレーターやザ・ナイス、ジェネシスなどのプログレ系バンドを中心に展開。75年のWARRIOR ON THE EDGE OF TIME(絶体絶命)を最後にユナイテッド・アーティスツを離れたホークウインドはこのカリズマと契約します。そして79年のP.X.R.5までのアルバムをリリース。ロバート・カルバートをフロントマンにした時期で、メンバーの出入りが多い時期でした。サウンド的にはグラムロックの傾向とカルバートのストーリーテリングの才能がミックスされ、SF的なイメージとあいまってカラフルでドラマティックなサウンドが特徴。初期の猪突猛進なロックとは異なるため賛否両論もありましたが、バンドの進化の過程として、この時期を経て79年の原点回帰の流れが生まれたとも言えます。
・ASTOUNDING SOUNDS. AMAZING MUSICのATOMHENGE盤のレビュー
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2018/07/15 update