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HAWKLORDS | 25 YERAS ON

ATOMHENGE - ATOMCD 2006 (2009)

Hawklords 25 Years On Atomhenge CD 2009
2CD、スリップケース、ジュエルケース、ブックレット。

Disc 1
The Original Album
  1. PSI Power
  2. Free Fall
  3. Automoton
  4. 25 Years
  5. Flying Doctor
  6. The Only Ones
  7. (Only) The Dead Dream Of The Cold War Kid
  8. The Age Of The Micro Man

Bonus Tracks

  1. PSI Power (Single Version)
  2. Death Trap (Single Mix)
  3. 25 Years (Single Mix)
Disc 2
The Sonic Assassins
  1. Over The Top
  2. Magnu
  3. Angels Of Life
  4. Freefall
  5. Death Trap

Recorded at The Queens Hall, Barnstable on 23rd December 1977

Album Out-Takes

  1. The Only Ones (Acoustic Demo)
  2. (Only) The Dead Dreams Of The Cold War Kid (Demo)
  3. Flying Doctor (Live Studio Rehearsal Version)
  4. 25 Years (Take One)
  5. Assassination
  6. Freefall (Take Two)
  7. (Only) The Dead Dreams Of The Cold War Kid (Take Two)
  8. The Age Of The Micro Man (Take One)
  9. Automotion (Full Extended Version)
  10. Digger Jam

オリジナルアルバムに加えて、シングル関連のトラック、前年の母体となったSONIC ASSASSINSのギクテイクが追加。さらに未発音源としてアルバム制作時のデモテイクが収録された2CDセット。
Disc1のボーナストラックについて。PSI Powerの7インチシングルのバージョン。アルバムバージョンを短くコンパクトにまとめて、ミックスも異なります。Aメロのリズムにアクセントをつけてますね。
Death Trapは上記PSI PowerのB面。のちにP.X.R.5に収録されれますが、それと同じバージョン。
25 Yearsは7インチと12インチでリリースされたシングルのバージョンでアルバムトラックより尺が短く、ミックスも異なっていて、よりソリッドな仕上がり。
Disc2は77年12月の別働隊SONIC ASSASSINSのギグテイク5曲。初出は80年にリリースされたWEIRD 101。その後、12インチシングルを始めとして、Anthology系を中心にいろいろなアルバムに収録されてきました。HAWKLORDSはこのSONIC ASSASSINSを母体として編成されたので、ここでの収録は妥当。
そして残りは、スタジオデモテイクなどのアウトテイク集。こちらはすべて未発表曲。
The Only Ones (Acoustic Demo)。アコギギター1本の伴奏による演奏。カルバートの1,2,3から開始。ブロックのアコギ1本で歌うカルバート、考えてみればこのようなテイクは、ほとんどないですね。その意味でも貴重。
(Only) The Dead Dreams Of The Cold War Kid (Take Two)は、エレキとベースのみのバッキング。ギターは3本くらいオーバーダブしています。ドラム、キーボードは入っていません。
バンド演奏によるFlying Doctor (Live Studio Rehearsal Version)。一発録りしたと思われる演奏。生のライブ演奏と言う点でドライブ感があって良いです。
25 Years (Take One)はイントロ、ギターとキーボードがバラバラに演奏しているところで、カルバートの1-2-3-4のカウントで突然揃って演奏開始されるところがカッコいい。アルバム本編のトラックは揃って始まるので、実際は序奏があったことが判明。キーボードやボーカルはオーバーダブをしているので、ある程度完成したがボツになったトラックと思われます。8分に渡る演奏で、間奏がかなり長くカルバートのボーカルはイコライジング、フェーズ処理されています。
Assassinationsはシンセの反覆フレーズにケネディ暗殺時の実況音声テープが繰り返され、そこにリズムやノイズが断片的にかぶってきます。CHURCH OF HAKWINDのSome People Never Dieの原曲でWEIRD 101にも同題トラックが収録されていますが、いずれとも異なるテイクです。
Freefall (Take Two)、アレンジが発展途上。イントロのシンセソロはまだ入っていません。ボーカルが入ってしばらくはギターのカッティングが入ってこないとか、中間でイントロが繰り返されるところベースだけの演奏になるなど、アレンジをいろいろ試している過程が面白いです。
(Only) The Dead Dreams Of The Cold War Kid (Take Two)は、シンセによるバッキングプレイが結構異なります。基本コードにテンションノートを加えることで少し雰囲気が変わっています。これはこれで良い感じ。
The Age Of The Micro Man (Take One)は、アルバムトラックと印象は同じですが、尺が長いことで雄大さが増しバックの演奏はより賑やかな感じ。
Automotion (Full Extended Version)はアルバムでは25 Yearsの導入部として使用されたテープコラージュを多用した作品で、ここではその元素材が聴けます。テープ速度が徐々に速くなるエフェクトはここではやっていません。
Digger Jam、その名の通りジャムプレイですが、これだけ聴くとホークスと気づく人は少ないかも。完全にR&Bでレイドバックしています。ギターのアドリブが続く中、カルバートが語りを入れてます。G/B/Drのトリオ演奏に電子音が時々鳴ってますが、こんなブルーズ風情のホークスは実に珍しい。最後ドラムが暴走した後、Flying Doctorのギターリフが入ったところブツ切れ。
このようにDisc2のデモテイク集はマニアにはとても楽しめる内容です。


関連情報

・このアルバムの国内盤「ホウクローズ / 25年間〜25イヤーズ・オン」2009アトムヘンジ・マスター版」のレビュー

・オリジナルLP盤25 YEARS ONのレビュー

・EXILESさんのレビュー

・シングルPSI Powerのレビュー

・シングル25 Yearsのレビュー

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